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マリナーズNo.2プロスペクトの奮闘 〜 Evan White



エヴァン・ホワイト(OF)※リンク先はBaseball-Reference.com

1996年4月生まれ

2017年ドラフト1巡目全体17位

ケンタッキー州立大学~マリナーズ

R/L 6'3" 205lb

MLB.comチーム内ランク2位


ツール評価(MLB公式)

Hit: 55 | Power: 50 | Run: 60 | Arm: 55 | Field: 70 | Overall: 50

(2018年10月現在)

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(MLB.comより)

 

前々回の記事ではヤンキースのプロスペクトオブザイヤーについて書きましたが、今回はマリナーズです。投手・野手で1人ずつ選出されていますが、今回は野手で選ばれたエヴァン・ホワイト選手についてです。

以下はMLB.comのGreg Johns氏の記事を一部抜粋し、意訳含めまとめてみました。(https://www.mlb.com/news/mariners-2018-prospects-of-year-white-festa/c-297281094)

 

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マリナーズのチーム内No.2プロスペクトであるエヴァン・ホワイトは、2017年ドラフト1巡目全体17位指名でマリナーズに入団。

今年はシーズン半ばにスイングの調整をしたことが功を奏し、終盤には目覚しい成績を残しました。彼の潜在能力が急速に開花し始めたことを印象づけるシーズン終盤となりました。


シーズン成績はA+120試合で.303/.375/.458、11HR、66RBIというものでした。

特に最後の25試合では.394/.487/.723、二塁打10、三塁打3、5HR、26RBIという驚異的な数字を残しました。


"シーズンを通して多くの浮き沈みがあった。良くなるのが少し遅かったね。"と本人談。

2018シーズン、クラスAショートシーズンよりA+に昇格。

"今年の初めに、『何があってもやり遂げるんだ』と言われたことを心に持っていた。結果、自分たちは最高の記録で一年を終えた。"


多くの選手がプロでの最初の1年間で消耗する中、ホワイトは厳しいシーズンの中で成長し、打席での構えの調整が大きな役割を果たしたと話します。


"より良いポイントで安定してコンタクト出来るようになるために、ちょっとだけ手を下げたんだ。まだ未完成だけどね。大事なのは、ボールのもう少し下に当てること。ボールを強く打っても、よく低いラインドライブの打球になるんだ。それは良いことだけど、自分の役割は強打することで、これからそれをより安定して出来るようになると思うよ。"


ホワイトは秋のAFLで、より一層この課題に取り組もうとしています。

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左投げ右打ちという少し珍しい野手のホワイト。Fieldツールが70であることから分かるように、守備はゴールドグラブ級との評価を得ています。

現在のETAは2年後の2020。打撃も大きく成長し、来季は更に上のクラスでの結果が求められます。

 

 

マリナーズの今季の1Bは主にライオン・ヒーリーが務めましたが、24HRを記録するも.235/.277/.412のOPS.688、fWAR-0.8というお世辞にも良いとは言えない成績で、1Bということを考えると更に大きな物足りなさが残ります。STでOPS1.455と物凄い爆発ぶりを見せつけて期待されたダン・ボーゲルバックはレギュラーシーズンに入ると嘘のようにさっぱり打てなくなり、たった37試合に出場しただけでシーズンを終えてしまいました。

まだメジャー昇格へは少し時間がかかりそうですが、現状1Bが頼りない状況のマリナーズではホワイトの育成はある程度大きな課題となりそうです。

心配なのは、ここ何年もマリナーズの若手育成が全く上手くいっていないことですが・・・ディポトGMは動くことを好み、非常に多くのトレードを成立させていますが、その度にマイナーの駒となる選手も減っていきます。こちらのほうも根本的に見直したほうが良いのかもしれませんが、来季はどうなることでしょうか。

 

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