長野選手が新たに加入することとなり、丸選手・エルドレッド選手が抜けたカープ。外野手の定位置争いにも当然大きな影響があります。
こういうのは考えたところで無駄だと分かってはいますが、カープ外野陣の現状を自分なりに整理してみました。素人の意見ということで、御容赦下さい。最近のカープの野手編成からユーティリティも関係してくるので、併せて挙げています。
-主力レギュラー確定-
R鈴木
-主力、準主力クラス-
L松山(1B可)
R長野
L野間
Rバティスタ(1B可)
L西川(UT?)
-いずれか2人程度はベンチ入りするUT勢-
L曽根
R堂林
S上本
-好調時1軍帯同-
Rメヒア(1B可)
R下水流
L坂倉
L岩本
R高橋大
R赤松
-まだまだこれから-
R永井
R正随
L大盛
外野手は多いように思えますが、実際はUTが複数人混じっていることと、松山選手やバティスタ選手、メヒア選手などは1Bとしての出場も多いので割と柔軟なオーダーを組めるのが特徴です。
RFは鈴木選手で確定として、CFを守れるのは主力クラスでは長野選手と野間選手。長野選手は年齢的にCFを守るのは難しくなってくるかもしれません。2軍では高橋大選手、堂林選手、下水流選手らがCFを守っており、シーズン終盤は永井選手がほとんどの試合でスタメンを務めています。
LFは鈴木選手以外全ての選手が入る可能性があり、来シーズンは頻繁に入れ替わることが予想されます。1Bも固定にならず調子や相手投手に合わせて松山選手とバティスタ選手を中心に複数の選手が起用されることになると思われます。
昨シーズンは野手のベンチ入り選手が15～17人、そのうち1B兼任含むOFの選手が5～6人、UTが2人くらいのことが比較的多い状況でした。
丸選手と鈴木選手は事実上確定枠でしたが、うちひとつが空くことになります。臨機応変な対応が可能なUTも欠かせなくなってきているので、今シーズンも同じ数の実質の枠はありそうです。
現時点での実績で行くと
RF鈴木、CF長野or野間、LF&1B松山・バティスタ
UT上本、堂林、曽根から2人
残り1枠あれば西川、メヒア、下水流らから1人
といったところでしょうか・・・結構難しいですね。攻撃面で言えば、個人的には松山選手とバティスタ選手は実力的にプラトーン起用する必要はないレベルだと思っているので、LF松山選手1Bバティスタ選手で固定でもいいのかなという気はします(ただし松山選手は年齢的に成績が下降を始めてもおかしくありませんので、複数選手でカバーとなる可能性があります)。そうなるとCFが問題で、野間選手にしろ長野選手にしろ両翼のマイナス(鈴木選手は足の怪我以降、守備範囲が大きく狭まっているようです)をカバーできる守備力は求められるでしょう。長野選手はもともとCFもRFもそれほど良い守備指標は出ないイメージがあるので、あとは野間選手がCFでどのくらいの数値を残せるかが全体の外野守備に影響しそうです。
西川選手は3Bや2Bを務めていましたが、内野守備についてはかなり厳しいものがあり、UTとして考えるのはちょっと無理があります。打撃に専念する意味でもOFや1Bへの転向が現実的となっており、事実として外野守備の練習を始めていますので、来シーズンは外野でのポジション争いに加わりそうです。が、相変わらず3Bは手薄なのでシーズンが始まれば状況が変わるかもしれません。
こうして見るとOFの競争は物凄く熾烈なのが分かります。松山選手や長野選手以外は若いので、伸び代も期待出来るのが面白いところです。西川選手の外野守備が実は凄く良かったとか、野間選手の長打力がアップしたとか、メヒア選手が1軍レベルに対応出来るようになったとか、そういった個人単位のプラスアルファの要素が出て来ると状況が一変してきますね。
個人的にはバティスタ選手がフルシーズンでどんな成績を残すかを見てみたいと思っています。純粋なパワーなら間違いなくNPBナンバーワンを争うレベルでしょうから、久しぶりのカープの選手の40本超え、さらに50本超えを見てみたいです。
1軍の中でも多くのポジションで激しい競争があることによってチームの強さを維持してきたカープの野手陣。丸選手のようなキーとなる主力が抜けても、次は新たにどの選手が台頭して来るのか楽しみな気持ちが強くなってきます。贅沢ではありますが、そろそろ鈴木選手に続くスケールの大きさを見せる外野手が出てきて欲しいと思いますね。野間選手が20HRくらい打ってOPS.9台に乗れば言うことなしですが・・・
とにかく来季こそ最高に期待してるぞ、堂林！！(本音)
