昨シーズンはCHCとのワンデープレーオフまでもつれたデッドヒートを制してナ・リーグ中地区優勝を果たしたMIL。
地区優勝は7年ぶりのことでした。ディビジョンシリーズではCOLをスイープするも、リーグチャンピオンシップではLADの前に惜しくも敗退。1982年以来のワールドシリーズ進出はなりませんでしたが、近年はSTLとCHCの両雄が覇権を争う状態であったナ・リーグ中地区を制したことは象徴的な出来事でした。
今シーズンは昨シーズン躍進の原動力となった選手たちのほとんどが残っており、引き続き地区優勝、また久しぶりのワールドシリーズへの期待が高まっています。
シーズン開幕からここまでの戦績は8勝2敗という快調な滑り出し。8勝のうち1点差勝利が5、2点差勝利2、3点差勝利1と、全て接戦を制しています。攻撃ではケイン選手・イエリッチ選手・ブラウン選手の1、2、3番トリオが絶好調。ここまでチーム53得点のうち、この3人で半分の27点を叩き出す大活躍を見せています。
先発陣はあまり長いイニングを投げられていませんがまずまずの出来で、ヘイダー投手を筆頭にリリーフ陣も要所でよく頑張っており、接戦をものにする力強い試合運びが印象的です。
今月は明日からLAAとの3連戦ののち、LAD-STL-LAD-STLの13連戦、1日挟んでNYMとの3連戦と、難敵との戦いが続きます。地区のライバルは昨シーズンと変わらずCHCになると思いますが、スタートでもたついており、早めに引き離しておきたいところでしょう。
~個人的に注目の選手たち~
クリスティアン・イエリッチ(OF)
10G .361/.489/.889 5HR 13RBI 1SB OPS1.378
昨シーズンのナ・リーグMVPは今シーズンもスタートから大爆発。まだ気が早いですが、2年連続のリーグMVPを期待してしまいますね!8日のCHC戦では通算100号となる先制HRを記録。
おめでとうございます!完全開花した天才ヒットメーカーが今シーズンもチームを引っ張ります。
ジョシュ・ヘイダー(RP)
5G 0-0 5SV 7.2IP ERA0.00 SO13 WHIP0.26
もはやMLB最強リリーバーと呼ぶに相応しい、頼りになる男。ここまで5試合登板で未だ無失点、7.2イニングで許したランナーは安打と四球が1つずつと、相変わらず攻略は困難を極めます。7日には25歳の誕生日を迎え、見事にその日の試合(日本時間8日なので、イエリッチ選手の100号HRと同じ試合です)でセーブを記録。7回のピンチから登場すると、見事に火消し。そこから8回9回と1人のランナーも許さない完璧な投球でした。
Hader owns the most multi-strikeout games for a reliever (64) through their first 94 appearances in @MLB history.
— MLB Stats (@MLBStats) 2019年4月7日
Happy birthday, Josh Hader! pic.twitter.com/libkuH2iHl
おめでとうございます!今シーズンも大活躍が見られるでしょうね。
トラヴィス・ショウ(3B)
9G .194/.359/.290 1HR 3RBI 0SB OPS.649
MIL移籍後、2シーズン続けて30HRを記録したショウ選手。今シーズンはここまであまり良い結果が出ていませんが、まだシーズンは始まったばかり。昨シーズンのBABIPは.242という結果であり年齢的にもいい時期を迎えているため、全盛期と言えるシーズン成績を叩き出す活躍を期待しています。
しかしMILのユニフォームってよく見ると強そうでカッコいいですね。今まで本当に地味でほとんど注目してこなかったので・・・ごめんなさい(笑)