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田中広輔選手、フルイニングの是非。

田中選手、未だ調子が上がってきませんね・・・。

 


先日の試合では打席中に足上げをやめたり次の球でまた元に戻したりしていましたが、昨日の試合では完全に足を上げなくなり、試行錯誤している様子が伺えます。ボールへのコンタクトを重視しているためなのか分かりませんが、今のフォームはスイングに力感がまるで感じられないので個人的には更に打てる気がしなくなりました・・・。

 


現時点で出塁率が未だ3割すら超えられないという、1番打者として大きく不満の残るここまでの成績。1日の試合からは野間選手と入れ替わりで8番へと打順を下げました。昨シーズン後半でも同じような状況が起こっていましたが、そのときはしばらくして1番に復帰しています。


個人的にはこれがただの不調であれば、そのうちまたいつも通りの出塁能力を発揮してチームに貢献してくれると思っています。野間選手と比べるとやはり選球眼や打席での粘りなど、1番打者に求められるクレバーさと言いますか、その辺りのレベルは段違いです。野間選手は打ってる間はいいですが、出塁する能力は高いとは言えないので安定して1番を打てる選手とは思えません。首脳陣としては1日も早く田中選手に本来の調子を取り戻してほしいと思っている事でしょう。

 

しかし、本当に不調だけが原因なのか?と感じてしまうのは私だけではないはず・・・。

 


周知の通り田中選手は現在、連続試合フルイニング出場を継続中。この記録、常に健康かつレギュラーに足る成績を残し続け、首脳陣からの信頼もなければ継続出来ません。もちろん素晴らしいことだと思います。が、この連続出場が長くなればなるほど、どこからともなく現れる謎の空気が田中選手を先発オーダーから外すことを難しくしてくることでしょう。そして今のような状況になるとどうでしょうか?この現状は応援する側、そして選手自身にも良くないことのように思えてしまいます。

 

毎試合フルイニング出場、それを何年にも渡って続けるのは容易ではないことは、プロ野球ファンがこの言葉を耳にしたときに連想される選手が非常に限られているであろうことからも分かります。

田中選手は1番・遊撃という攻撃と守備の両方においてチームで最も重要と言ってもよい立場にある分、精神的・体力的な消耗も半端では無いはずです。しかも近年はいつも優勝争いのプレッシャーの中でレギュラーシーズンを戦い、その後にはクライマックスシリーズ、日本シリーズと更に過酷な短期決戦を戦っているので、その他のチームの選手とは1ヶ月ほども実戦が長いわけです。そんな中の連続試合フルイニング出場となると、それはもう大変である事は想像に難くありません(しかも2017年にはWBCにも参加しています)。


もしも今のパフォーマンスがただの不調ではなく、勤続疲労によるものだとしたら、チームと選手お互いにとって良くないことです。阪神の鳥谷選手は35歳のときにフルイニング出場記録が途絶えましたが、年齢的な衰えからかその前年くらいから明らかにパフォーマンスが落ち、だんだんと周囲の批判も出てくるようになりました。失礼な話ですが、スタメン出場がチームとしての選択なのか、個人記録のために出ているのか、ファンが見ていて分からなくなってきたら全く良いことはないですね。鳥谷選手以降、阪神のショートがなかなか一本化出来ていないのはその副作用なのか、編成の問題なのかは分かりかねますが、何とも皮肉なものです・・・。


反対にカープが初めてCSに出場したシーズン、梵英心選手が休み休み起用されながら年間通じて高いパフォーマンスを見せたことは個人的に印象に残っています。梵選手はそれまで膝の故障に苦しんでおり、首脳陣の配慮もあって他の選手と併用されながらのシーズンでした。また、そのお陰で若い選手の出場機会が一定数保たれることで、次世代の選手達に一軍での経験を積ませるという効果もありました。

梵選手の場合は故障の再発リスクがあったため、そもそもフル出場は見込みづらいという側面があり、健康な田中選手の場合とは同列に扱う事は出来ません。しかしパフォーマンスが本来の半分ほどしか発揮できない時期が続くようであれば、1、2試合休んで体力を戻し、ベンチから野球を見ることで新たな発見があったり、選手自身の気分転換にもなるのではないかな、と思います。

考えてみれば野手で『休める』というのは主力級の選手の特権です。まだ主力に定着しきれていない選手はとにかく出場して結果を出さなければなりませんし、控えメンバーはいつ何時、少ない出場チャンスが巡ってくるか分かりません。目の前には2軍落ちの現実さえ待っているのです。そういう選手が主力が休みのときに出てきて溌剌と活躍を見せることにより、いい刺激にもなるはず。チームの底上げや、場合によっては世代交代も図れるわけで、そういう意味では選手のためにもチームのためにも、休養日を設けることは大切だと思うんですが。


なので私は、周りが『連続試合フルイニング出場記録』という言葉を使い始める前に、きちんと休ませるべきだと思います。健康な選手であっても、それで本来のパフォーマンスを見せる時間が出来るだけ延ばせるのではないかと思いますし、故障のリスクも多少なりとも減るはず。

シーズン終盤の消化試合や、大差で勝っている、負けている試合の途中からなどは、それこそ普段試合に出られない控えメンバーや若手のアピールの場として提供すべきですし、また万が一その選手が離脱してしまったときのバックアッパーを馴らしておくためにも重要だと思います。

 


以前にも触れたことがありますが、私はカープ3連覇の攻撃面での一番の立役者は田中選手と丸選手だと思っています。丸選手はある意味期待通りの活躍というか、持っている特徴をレベルアップしていった感があるのに対し、田中選手は1番に据えられた途端に打席での取り組み方をガラリと変え、トップバッターとして理想的な選手になりました。ここまで野球を考えてプレーできる選手がカープにいたのかと感心したほどです。

それほどの選手ですから、そのうち必ず復調して結果を出してくると思います。だからこそ、チームには例え健康な選手であっても、きちんと休養を取る機会を設けることを考えてほしいですね。

 

 

というわけで、今日も私は田中広輔選手を応援します。

 

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