やっぱりホークス強いですよ。だって勝ったけど、余力残してる感ありますもん・・・。
マツダスタジアムには青空が本当によく似合います。
カープ打線は今シーズン初登板となるホークス・松本投手を相手に1回ウラ、いきなり三者連続三振。気持ちのいい青空とは反対の、今日も駄目か・・・というどんよりした心持ちになったファンも多かったことでしょう。
その直後、九里投手が1アウト1、3塁のピンチを招くと、甲斐選手が意表をつくセーフティスクイズ。これが見事に決まりホークスが先制します。
甲斐選手は4回にも一時勝ち越しとなるタイムリーを放つなど今日も活躍。一昨日は猛打賞、昨日はセーフティバントを成功させるなど、何をやっても上手くいくこの3連戦でした。
対してカープは2回ウラ、すぐに我らが鈴木誠也選手のソロで同点!一昨日と同じく、コンパクトにスイングしてスタンドに叩き込みました。
印象的だったのは1-1で迎えた3回ウラ、先頭打者は九里投手。
カウント1-2から6球連続ファウルを含む8球ものファウルを打って、粘りに粘って13球をこの打席で投げさせます。結果的にはファーストゴロで凡退しましたが、途中からほとんどテニスのラケットを振っているようなスイングで、簡単にはアウトにならないという執念を見せました。昨日までホークスがカープ先発に球数を投げさせていたので、何とか自分も食らいついてやるという、九里投手らしい気持ちが前面に出たシーンでした。
しかし直後の4回オモテ、肝心のピッチングで手痛い失点。2アウトから勝ち越されるという、ちょっと残念な内容でした。
この時点で、やっぱり今日も厳しいな・・・と思わざるを得ない流れでした。が、そのウラ、松本投手が乱調。先頭のバティスタ選手から三者連続四球でノーアウト満塁の大チャンスが巡ってきます。ここで會澤選手が同点タイムリー!田中選手が勝ち越しの犠牲フライ!!転がり込んできたチャンスを逆転に結び付けました。
その後再度満塁とするも、追加点を奪えず。するとここから、長い長い勝ちへの試練が待っていました。
まず5回オモテ、九里投手がまたも2アウトから連打を浴びて2、3塁に。グラシアル選手を打ち取って何とか無失点。
6回オモテ、継投に入り中村恭平投手にスイッチ。僅差の勝ちゲームで登板するのは今季初めてでしょうか?緊張からなのか、自慢のストレートが走っておらず、変化球も全然キレがありません。しかし最後は併殺打で結果的に3人で抑えました。
7回オモテ、ここから勝ちパターン。まずは一岡投手がマウンドへ。しかしいきなり連打を浴び1、2塁。ラッキーなことにバント失敗があり1アウトを取りますが、明石選手にもヒットを打たれ1アウト満塁の大ピンチ。おまけに打席には3番・内川選手。この絶体絶命の場面、結果はPゴロホームゲッツー!よーし!
8回オモテ、マウンドにはレグナルト投手。マツダで絶好調の松田選手にヒットを許すと、中村選手を打ち取るも甲斐選手に四球。ネクストでチラチラ見えながら威圧感出しまくりだったデスパイネ選手を迎えてしまいます。ひぇぇ・・・。
初球、高めに外れた変化球をフルスイングして空振り。ひぇぇ・・・。
2球目、高めのストレートを右中間へ大飛球!しかし野間選手の守備範囲でした!打った瞬間は肝を冷やしましたが、何とか無失点。ひぇぇ・・・。
一方カープ打線はと言うと、6、7、8回で合計7残塁の拙攻で追加点を奪えず。苦しい展開を打開できません。
最終回はニュークローザー・フランスア投手。頼むぞ・・・と祈るように見ていましたが、圧巻の投球で三者凡退、あっさり終わってしまいました。
終わってみれば逆転での1点差勝利。今日もブルペンが本当によく踏ん張ってくれました。打線には課題が多く、特に相変わらずの1、2番は至急テコ入れが必要な段階に来ている気がします。
それでも、今日は勝利という結果が何より大切でした。ホークスの強さも再確認出来ましたし、この3連戦をよく反省してこれからの交流戦、そしてポストシーズンに活かして欲しいですね・・・それにしても本当にパ・リーグ強い。
来週からは札幌、宮城の北日本6連戦。出来れば2カードとも勝ち越して欲しいですが・・・1、2番が不安定なままでは、また苦しい戦いを強いられそうです。
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