今日の敗戦は痛いというか、こうなるか〜・・・というちょっとガッカリな内容でしたね。
もう残す試合もないので、勝たなければ次につながるも何もありません。
ここにきての4連敗とは、もう息切れしたのかな・・・相変わらず西投手にやられ、暴投で自滅、最後は今シーズンの功労者である菊池保則投手が決勝弾を浴びてしまう。
流れの悪さがよく分かる、溜息の出そうな試合でした。
残りの中日2連戦に連勝すればCS進出が決まります。
幸いにもホームでの試合なので、もうここが最後。覚悟を決めて勝ちに行けるでしょうか。
どんどん不安は膨らみますが、こちらも腹を括って応援あるのみです。
さて、ナイターでは巨人がDeNAとの接戦を制して2014年シーズン以来のリーグ優勝を飾りました。
今シーズンの巨人は、原監督が三たび登板。
FA市場では過去最大規模といえる積極投資を行い、大補強を敢行。
オフから早くも優勝するんだ、という強い意思が感じられました。
巨人のような資金力のあるチームが勝つために採るべき戦略は、やはりこういった方法でしょう。
FAで選手を獲得することで対象球団の戦力を低下させるというメリットを活かし、出来上がった圧倒的な戦力で敵を押し潰す。
獲得した選手個々の成績や野球の中身云々は置いておいて、合理的に勝利を得るための理に適った手法です。リーグ優勝という結果が、その裏付けですね。
それもチマチマやるのではなく、一気に大量に行った。ここが大きなポイントです。有名な本にも書いてある、戦力の逐次投入は悪、というのは今シーズンのどこかで書きましたが、そういう中途半端な事をしなかった。
シーズンを戦う上でまず大事なのは、采配などではなく編成。そこが上手く行ったことで、優勝出来るチームを作ることに成功しました。
開幕前に、どうあっても最後は巨人が優勝争いの最大のライバルになる、と書いたとおりになりましたね・・・。
悔しいですが、巨人は勝利に、優勝に相応しかった。それは間違いありません。
あれだけ優勝経験豊富な原監督が涙していましたが、『原監督なら優勝するだろうし、あんなに補強したら尚更のこと優勝は堅いだろう』というプレッシャーから解かれた安堵からでしょうか。
あの涙は、当たり前にやるだろうと思われている仕事を期待通りに成すことの大変さ、というのを思わずにはいられませんでした。
勝ちを知り尽くしているはずの原監督ですらそうなのですから、やはり勝つというのは大変なことです。
巨人ファンの皆さん、おめでとうございました。
対するカープは、丸選手を始めとして単純に戦力のマイナスが大きかった、そしてそれを覆すだけの戦略や戦術を持ち合わせていなかった、ということでしょう。
資金力の無い(という事になっている)カープは、主力選手のFAが訪れる度にこのジレンマに陥るわけですが、その結果はいつもシンプルに『低迷』。なす術なく弱くなっていくだけでした。
来シーズン以降は果たしてどうなるのでしょうか。
トラックマンの件にしてもそうですが、勝つための投資を渋ってるようだとまた同じことの繰り返しでしょうね。
もはやカープはそのような球団ではない、と信じていますが。
とにかく今は残り2試合をしっかり勝とう!!