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【読書】僕のトルネード戦記(野茂英雄)

オフシーズンは野球の本ばっかり読んで時間を過ごすのも楽しそうですね。

 

僕のトルネード戦記

野茂英雄(新潮社文庫)

個人的オススメ度:★★★☆☆

 

僕のトルネード戦記 (集英社文庫)

僕のトルネード戦記 (集英社文庫)

 

 

これはシンプルに読み物として面白い!

 

日本人メジャーリーガーのパイオニア・野茂英雄さんの、ありのままの思いがつづられています。

主にドジャースに入団した1995年の始めから、その年のシーズンを終えるまでの短い期間のことが一冊に詰まっており、発刊もその年の9月ということで、端的に言えば『1995年の野茂英雄日記』という感じでしょうか。

 

ドジャース入団の発端となった契約のゴタゴタから募った日本プロ野球界への不信感、近鉄バファローズとロサンゼルス・ドジャースへの愛、愛すべきチームメイト達の紹介やマスコミへの提言など、ただひたすらに野茂さんの言いたい事が書き連ねてあるという感じですが、これが不思議と面白い。

何の損得も駆け引きもない、野茂さんの本音が見えるからでしょうね。

そして野茂さん、とっても楽しそうです。(笑)

 

 

 

野茂さんが海を渡って活躍した1995年の日本では、阪神・淡路大震災に始まり、オウム真理教による無差別テロ事件と、迫る世紀末の混沌とした空気が世間を覆っていました。

そこに突如現れた『野茂、大リーグ入り』のニュース。

当時は近鉄と揉めた末の出来事で、あまり良いようには報道されていなかったことを覚えています。

 

それでもメジャーデビューを勝ち取ると、そこからのフィーバーは日米共に、それはもう凄いものでした。

イチローさんや松井秀喜さん、今の大谷翔平選手なども盛り上がりましたが、当時のそれは日本人初の挑戦(正しくはマッシー村上氏がいますが)であり、注目度が段違いでした。

 

小学生だった私は、クラスの友達みんなと一緒に先生に『テレビ見たい!野茂見たい!!』の大合唱。

当然無理なわけですが、いつも野茂さんの登板した日には先生が結果を教えてくれました。

きっと休み時間は職員室で先生達みんなが見ていたはずです。初勝利のときも先生が『野茂が勝ち投手になったぞ!』って教室に入るなり教えてくれて、みんなでワイワイ大騒ぎでした。

 

そう、あの頃みんなが野茂英雄に釘付けだったんですよね。

 

この本、読んでいるとだんだんと自分もドジャースの一員として過ごしているような気持ちになってきます。

野球好きはもちろん、チームスポーツ好きには間違いなく楽しめる一冊だと思いますよ。

僕のトルネード戦記 (集英社文庫)

僕のトルネード戦記 (集英社文庫)

 

 

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