まくられちゃいましたね。
阪神大逆転でのCS出場、お見事でした。おめでとうございます。
阪神がどうとか、中日がどうとか関係なくこの結果は甘んじて受け入れなければなりません。
全てはカープの勝利が足りなかったため、ですから。
阪神先発の青柳投手は気持ちのこもったキレのあるボールを投げていました。初回から飛ばしていましたね。
糸原選手の連続ミスが出たときは、緊張感が悪い方に出るか・・・と思いましたが、ここを見事ゲッツーで切り抜けると甲子園の雰囲気は完全に阪神勝ちモード。
大野投手が最優秀防御率を確定させた直後に降板したことも阪神に有利に作用しました。
そもそも、昨日の試合に勝利した時点で今日のあと1つを文字通りの総力戦で臨めることになったわけですから、消化試合の相手に対しては当然勝つ可能性は高かったといえます。
それでも『もう負けられない』というところで、本当に全部勝った阪神は素晴らしいとしか言いようがありません。何しろ今シーズンまだ無かった6連勝でフィニッシュしたわけですから、凄いです。
最終戦を全く同じ状況で臨んだカープとしては、勝つべき試合を勝たなかった、その当然の報いを受けたというだけの事ですね。
もっとシビアに、勝利だけにこだわれば結果は違ったのでしょうが、終わってみれば何とでも言えてしまいます。
ポストシーズンにふさわしかったのは、阪神だった、それが結果ということです。
三連覇を果たして、四連覇と日本一を目標に掲げた今シーズンのカープでしたが、結果はまさかのBクラスで終えることになりました。
いや、戦力的にはBクラスが妥当だったのかもしれません。五割で終えたのは、これが今のチームの実力ということでしょう。
優勝はおろかポストシーズンも戦えないという、極端な表現をすれば何も得るもののないシーズンとなってしまいましたが、これを来シーズンにどう活かすのか。
やり方によっては、1年後にはもう暗黒時代の始まりが到来している可能性だって大いにあります。
過去3年間、『強いチーム』を指揮してきた緒方監督。どうやら続投する雰囲気ですが、もし来シーズンも指揮を執るとして、これからのチームをどうやって再び強くしていくのか・・・そのために、どういうビジョンをチームに示すのか。
何度か書きましたが、実に難しい舵取りを迫られる来シーズン以降の戦いとなりそうです。