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カープのショートは田中広輔か、小園海斗か。


各ポジションで熱いレギュラー争いが繰り広げられているカープの野手陣ですが、中でも少し特別な意味を持っているのがショートのポジション。

 

復活の田中広輔選手か、伸び盛りの小園海斗選手か。

今シーズン、覇権奪回を目指すなら実績のある田中選手、次世代を見据えた再建に入るなら早めの世代交代で小園選手・・・という考え方になりますが、そうだとすれば現時点では田中選手が有力、ということになるでしょうか。

 

ちなみに私が年始一発目に挙げた2020年カープのキーマンは田中広輔選手でした。

 

キャンプ、オープン戦序盤を経たここまでは両選手ともいい状態のようです。

同じ左打ち、俊足、まずまずの長打力・・・と、似ている点も多いだけに併用というのはあまり意味がない気がします。

ファンとしても、どちらにも頑張ってほしい・・・という思いでいるでしょう。

 

膝の故障明けとなる田中選手、ここまでの走攻守のプレーを見た限りの印象では、膝の状態は順調そうです。

ベストのパフォーマンスかどうかはもう少し様子を見る必要があるかもしれませんが、復活を印象づけるには充分な動きを見せているように感じます。

 

一方、2年目を迎える小園選手は打撃で猛アピール。セカンドを守る機会もありましたが、本人はショートに強いこだわりを持っている様子。

コメントからもレギュラーを掴みたい熱い思いが伝わってきます。

さすがは背番号51の後継者。前任者と同じく、貪欲な姿勢が頼もしいですね。 

 

なお、当然ながらこのお題には結論がありません。

私の勝手な考えを並べているだけですので、あしからず・・・。

 

アグレッシブ

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  • 作者:田中 広輔
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昨シーズンの攻守の比較。

攻撃面での昨シーズンの働きは、両者ともほぼ変わらない結果となりました。

 

故障の影響もあり、それまでの成績からは信じられないほどの落ち込みとなった田中選手。

ルーキーながら田中選手の離脱後はショートの事実上レギュラーに大抜擢され、試行錯誤を繰り返しながらプロの波に揉まれた小園選手。

 

背景としてのそれぞれのキャリアを抜きにして考えると、どちらもレギュラーとしては大いに物足りないものだったと言えます。

 

一方、守備での働きは、田中選手が上といっていいでしょう。

 

肩の強さは小園選手に分があるように見えますが、総合的な指標では田中選手が上回っています。

サンプルとなるイニング数で小園選手は田中選手の6割程度にとどまっているという前提はありますが、DELTAによるショートのUZRは田中選手が1.4、小園選手が−2.9となっており、まずまずの差が出ています。

 

要素を見てみると併殺では小園選手がやや上、失策では両者マイナスで田中選手の数字のほうが少し良く、守備範囲は平均以上の田中選手に対し平均以下の小園選手と、ここでハッキリと差が出ています。

 

今シーズンの成績はどうなるか?

そんなこと分かるわけがありませんね。(笑)

 

仮に今シーズン、田中選手が三連覇中と変わらない打撃成績を残すとしたら、小園選手は今の実力では到底敵わないということになります。

小園選手はある程度試合に出ることができれば昨シーズンよりも良い成績を残すと思いますが、それでも田中選手のかつての成績並みを望むのは酷な話です。

 

守備では、故障明け且つ年齢を考えるとさすがに田中選手の指標は落ちてくるのではと思いますが、小園選手の指標が昨シーズンと変わらなければ、どちらも同じくらいのところに落ち着くかもしれません。

 

走塁面では、純粋なスピードは小園選手が現段階で上だと思いますが、田中選手の走塁指標も昨シーズン以外はかなり高い水準なので、故障の影響が少なければ互角に戻りそうです。

 

こうやって見てみると、田中選手と小園選手の間には未だ歴然とした実力差があるようにうかがえます。

シーズンが始まれば田中選手の打撃成績がどれだけ三連覇中に近いものとなるか、当然ながらそこが鍵になってくるのでしょう。

 

どちらにしろ、この一年でレギュラーを勝ち取ったほうが来年のスタートもレギュラーとなるのだろうと思います。

 

 

数字だけでは測れない、難しい選択。

難しいのは、これまでの実績と年齢のことを考えた場合です。

 

田中選手は今シーズン途中に31歳となり、これからの成績は攻守ともに徐々に下降したとしてもおかしくありません。が、さすがに一気に成績を落とすとまでは考えにくいところ。

 

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(衰えるにはまだ早い!!)

 

反対に小園選手は、運動能力のピークが予想される時期は随分と先の話になり、それまで順調に成長すれば年を追うごとに成績は上昇を続けることでしょう。

 

両選手の実力を折れ線グラフにしたとき、近い将来に線が交わり上下が逆転するときが来るだろうと思われますが、それが一体いつなのか?もしくは実はもうその時が来ているのか??

線が交わったタイミングでレギュラーの座をバトンタッチ出来ればいいのでしょうが、それは非現実的な話です。

カープの監督は5年ごとの任期が通例ですが、佐々岡監督はどのタイミングで、どのような決断を下すのでしょうか。

 

未来は誰にも分かりません。

もしかしたら、5年後には誰も予想していなかった選手がレギュラーになっている可能性だってありますからね。

 

ショートじゃなきゃダメ?

ピレラ選手の見込みや松山選手の状態、安部選手堂林選手の起用との兼ね合いもある中で、田中選手のサードでの起用というのも現実的な線としてなくはないのかな?とも思いますが、佐々岡監督はじめ首脳陣はそのオプションを考えているのかどうか、分かりません。

 

その高い攻撃力、そして何より球界ナンバーワンクラスの1番打者として実力通りの力を再び発揮できるのなら、守備の負担が大幅に減るサードでの起用も有効だと思いますが・・・。

もちろん、これは年齢と膝の故障明けという要素を加味しての話なので、これらが影響なくベストなパフォーマンスを発揮できるなら、ショートを務めるのが一番いいでしょう。

 

また小園選手をサードに、ということも一時的にはあるかもしれませんが、長い目で見ればできるだけショートで出場させたほうがいいのではないかと思います。

課題の守備力を磨くためにはやはり実戦経験が必要。

それでも、今シーズンのうちはスポットでサードやセカンドに入ることは多々あるでしょうけどね。

 

『1番打者』として。

田中選手の復活には、大きな意味があります。

ショートのレギュラーとしてはもちろんですが、それ以上に『1番打者』としての復活がカープにとって非常に重要であるということ。

三連覇中はほぼ不動のトップバッターとして、安定して高い出塁能力と、これまた高い走塁能力で常に100前後の得点を記録していました。

 

 

現代野球において最も重要な打順とされる1番、しかも優勝を狙うカープのそれを務められるのは現在のところ田中選手の他には鈴木誠也選手西川選手くらいなものでしょう。

 

当然ながら鈴木誠也選手は中軸から外すことは有り得ず、西川選手もまた昨シーズンの悩みとなった鈴木誠也選手の前後を打つ中軸として今シーズンは臨むのではないかと予想されます。

 

つまり1番打者は田中選手の復活がなければ、また西川選手が1番を務めるか(その場合3番か5番が力不足になる可能性が高い)、誰か他の選手が飛躍的に成長するのを願うという、どちらにしろあまり望ましくない状況となります(個人的には田中選手以外なら、會澤選手の1番なんかいいと思うんですが・・・まず無いでしょうね)

 

小園選手がこの1番打者として田中選手に取って代わる場合、求められる水準は大変に高いものがあります。

カウントに関係なく、積極的に振っていくタイプの小園選手を1番に据えれば、何かチームに勢いをもたらしてくれそうな雰囲気はあります。

しかし個人的には、果たして優勝を狙うチームの1番打者がそれでいいのか?という疑問がわきます。

できるだけアウトを献上せず、球数を投げさせ、際どいボールは上手く死球に変え、出塁すれば塁上でプレッシャーを与え・・・そんなクレバーな野球を見せてくれる田中選手に並ぶには、まだ経験が足りない。

 

逆に言えば、テレビ越しに見るだけでも明らかな高いポテンシャルにこのクレバーさが加われば、鈴木誠也選手のような飛び抜けた存在になっていくでしょう。

私自身も、将来は『1番・ショート、小園』になってほしいと願っています。

小園選手本人が語っていた『日本一のショート』として。

 

その『日本一のショートになる』という思いだけでなく、それを実現できる確かなスケールの大きさを感じさせる小園選手。偉大な先輩から存分に一流の技、思考を受け継いでほしいですね!

 

競争はチームの力。

小園選手はまだプロ入り2年目の19歳。

よくあるキャリアの流れを思えば二軍で育成するということも当然考えられますが、ここまでの仕上がりを見るともう二軍ではすることもないのでは・・・とも思ってしまいますね。

 

反対に、今からその話をするのか!と怒られそうですが将来のFA権のことを考えるとあまり無駄に一軍登録するというのも考えものです。

 

 

この通りセカンドやサードの練習もこなしているようなので、今シーズン開幕後ひとまずは内野のユーティリティとして出場機会を増やすことに専念し、守備の向上はもちろんのこと持ち前の攻撃力も磨き上げて勝負の時を待つ、という形に収まりそうですが・・・。

 

楽しみなショートのレギュラー争いですが、これがチーム全体の力の底上げにつながるのです。

他のポジションはもちろんのこと、課題の投手陣ももっと競争意識を持って取り組めばチームは強くなっていくはず。

 

競争は厳しいですが、カープの選手のことは全員好きです。

だから全員頑張ってほしい!全員が報われるわけではないですが、全員を応援しています。

 

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