今日は広島の人々、そして日本国民にとって特別な日です。
8時15分のサイレンに平和への思いを新たにし、私たち戦争を知らない世代が何一つ苦労することなく、この代えがたい重みのある財産の価値を享受していることを思います。
試合は、攻めて攻められの流れが行ったり来たりする展開でしたが、最後は弱みが上回る結果となりました。
先発とジョンソン投手と高橋投手は、内容でいうとどっちも良くなかったですね。
ただ5回まで高橋投手がなんとかこらえたのに対してジョンソン投手は3回で降板。
その後の継投はある程度予定していたはずのヤクルト、そして9回まで乗り切るにはどうしてもコマが足りなくなるカープ。その差が如実に表れた試合でした。
ジョンソン投手は年齢的にはキャリア晩年であり、パフォーマンスの向上を見込むのは少々難しいのは確かです。それでも今のローテの役割を全うするくらいの仕事は期待していいと思うので、ここまでの結果はちょっと残念です。
打線は繋がりを見せられない代わりに一発攻勢で追いすがりましたが、5点取って勝てなければ仕方ないでしょう。
それにしても長野選手の夏男ぶりは凄いです。ホームラン含め長打も多く出ているところが本物という感じがしますね。
最後のアレについて。
9回ウラ1アウト1塁。
長野選手の放った当たりはセカンド左へのライナーとなりました。これをヤクルトのセカンド・宮本選手がダイレクト捕球。ただ本人はバウンドしての捕球かダイレクトか判別できなかったようで、とっさに二塁に送球、そして一塁に転送されました。バウンドしての捕球であれば4-6-3のゲッツーです。ファーストが捕球した瞬間、一塁ランナーの堂林選手の足はベースから離れていました。
しかし、堂林選手は宮本選手が捕球した後に一度一塁ベースに戻っていたのですが、なぜか審判協議の末ライナーゲッツーという明らかに間違った判定に。
なぜこんな判定になったかというと、ライナーアウト判定を確認する時間が無かった(と思われます)一塁塁審が、送球が一塁に転送されたときにアウトのコールをしたのですが、ではこのアウトコールは一体何に対してのものだったのか?ということの辻褄合わせという形になったからだと思います。
バウンドしての捕球なら打者走者の長野選手へのアウトコールになりますが、ライナーアウトなら一塁ランナーの堂林選手へのアウトコールとする以外にありません。
そしてこれに佐々岡監督がリクエストを要求、明らかに一塁はセーフなのにやたら長い時間協議した結果、やはり一塁はセーフに。
単純な理屈です。ライナーアウトの後に一塁ランナーの堂林選手は一塁ベースを踏んでおり、その後確かにベースから足を離しましたが、これをアウトにするには堂林選手にタッチしなければならないのです。
もうお分かりのように、要するにタッチアップなんですよね。
で、リクエストで判定が覆った後に高津監督が謎の抗議。このプレーを高津監督が理解できないはずがないので、多分、訳わかんなくなっていたんだと思います。(笑)
変な空気での幕切れとなりましたが、やっぱり課題はここか、という試合でした。
勝ち方、負け方がハッキリしてきました。強みをより活かし、弱みは克服する。チームの伸び代が見えてきた気がします。
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