昨日の夜、これまでカープを攻守に渡って牽引してきた菊池選手に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことが発表されました。
高熱も出ていたとのことで心配です。
更に無症状ながら小園選手と正隨選手という、一軍で猛アピール中の2人の若手も陽性反応。
特に小園選手にとっては、今まさにレギュラー争いの勝負どころといった感じでしたから本人は衝撃だったでしょう。
また陽性反応こそ出ていないものの安全のための措置として、野手5名を入れ替え。
結果、合計野手8名が入れ替わるという緊急事態となりました。
今シーズンは開幕から他球団も新型コロナウイルスの直接的な影響を受けており、カープも無関係では済まされないだろうとは思っていましたが・・・とにかくまずは、菊池選手ほか影響のあった選手たちの快復を祈るほかありません。
私自身もつい最近、身近に感染者が出たためにPCR検査を受けることになりましたが、いざ事態に直面するとその対処は大変です。
(もうひとつのブログの方で書きました)
安心して過ごせる日常が戻ってくるのはいつの日か。
まだまだ辛抱の日々が続きます。
さて本日の巨人戦。
野手は大幅な入れ替えがありましたが、投手では大瀬良投手がカムバック。やっぱりこの人がいなきゃチームも安定しません。
試合開始から凄まじい投球を見せる巨人先発・戸郷投手に手も足も出ないカープ打線。
しかし大瀬良投手も制球こそかなりバラついていたものの、球に力があり相手打線をねじ伏せていきます。
そのまま試合はスイスイと進んで5回オモテ。
それまでノーチャンスだと思われた戸郷投手に対し、先頭の鈴木誠也選手が追い込まれながら二塁打。これが大きなキッカケとなりました。
この試合初めてのセットポジションになった戸郷投手、途端に投球のクオリティが著しく落ちます。これは見ていてビックリでした。
ここを逃さず打ち込んで、急遽スタメン抜擢の林選手がタイムリー、宇草選手のショートゴロの間に追加点!
2点を先制したのですが、林選手の前を打ったクロン選手は勿体なかった。空振り三振となる直前の球が甘く入ったのにファウルにしてしまいました。あれを捉えていれば・・・一気呵成に攻め立てたかった中で、残念な打席でした。
先制した直後の大瀬良投手は、そのウラずっと2ストライクと追い込んでからのボールが中途半端で勿体なさすぎる3失点。
あっさり逆転されてしまいました。
ま、試合勘を取り戻している最中とも言えますし、次回の登板はもっと良くなるでしょう。
振り子のように試合の流れが振れていた6回オモテ、逆転されたけれどもここで先頭が出れば同点いけるぞ・・・という期待を一球で実現してくれました選手会長。
ここからどんどんマウンドでの落ち着きを失っていった戸郷投手に付け込みたかったのですが。
満塁とした後、クロン選手は外を意識しすぎる余りなのか、初球のチャンスボールを空振り。
その後のチャンスボールもファウルにしてしまい、最後は力押しに屈してしまいました。
前の打席と同じく打てる球が何度か来ているのに、残念!
7回もチャンスを作りますがあと一本が出ず。
しかし、あと一本はそう簡単に出るものじゃないです。
それより気になるのは最近ホームランが出ないこと。
打線の顔ぶれを見ても長打に期待が持てないんですよね。
阪神打線や巨人打線と比べると、そりゃ点取れないよな・・・と。
得点圏で打てるかどうかは割とどうでもよくて(私は得点圏打率=オカルト説の支持者です)、長打をどれだけ出せるかこそ、得点増加に繋がると思います。
それを裏付けるような直後の守り、2死ランナー無しから2本のホームランで3点を追加されて万事休す。
巨人としても決していい流れではなかった中で、このホームランは効きました。やはりホームランの力というのはとてつもない。
この回2被弾で3失点に終わったコルニエル投手ですが、最速162キロを記録するなど160キロ台を連発。変化球もそこそこ使えていますし、制球も悪いほどではない。本当に素晴らしいポテンシャルを持っています。
スケールの大きさを感じますし、引き続き勝ちパターンとして起用してほしいと思います。
終盤は単純な地力の差を見せられて屈する形となりましたが、正直言って最近になく面白い試合だったと思います。
このブログの更新はしばらく止まっていましたが、その間もずっと試合は見ていました。
ただ、勝っても負けてもあまりに試合がつまらないというか、伸びしろを感じないというか・・・まあ書くことが無い。(笑)
たとえ今弱くたって、チームの未来像が見えてくると面白いのですが昨シーズンと比べてもその要素が少なくて。
そんな中にあって、昨日から思わぬ形でチーム大改造がなされてしまいました。
はからずも影響を受けてしまった選手たちも交えてチームが活性化されれば、災い転じて何とやら、とすることも出来るのではないかと思います。
今のカープは、もはや阪神や巨人とはチームとしての圧倒的な力の差を感じずにはいられません。
采配どうこうで埋められる差では、到底ないのは見ていて明らかです。
で、あれば。
今は難しくとも、しばらくののちには捲土重来を期することが出来るようチームを育てていくしかありません。
いい素材は間違いなく揃っているので、出来上がりも素晴らしいものになると思いますけどね。
大変な状況の中で頑張る選手たちを、変わらず応援していきましょう!