1週間前、5/31の試合は今日と同じく床田投手が先発しました。このとき、直前のカードで3タテを喰らってからのカード初戦という重要な試合でしたが、床田投手はここで最高級の投球というものを見せて勝利をもたらしてくれました。
私はその日、床田投手を称賛して"マツダスタジアムの王"と書きました。全然大袈裟な表現ではないと思っています。
そして今日、奇しくも再び直前のカードで3タテを喰らっての、週の頭の試合。
おまけに直前の敗戦でとうとう貯金が尽きてしまい、且つBクラス転落までゲーム差1という、とても苦しい中での踏ん張りどころがやってきました。
本日、対するは楽天・田中投手。
この様々な状況が巻き起こす重圧の中、床田投手はまたも圧倒的なピッチングで試合を支配し、カープにとって上位戦線に踏みとどまるための、重要な勝利をもたらしてくれました。
ビジターなので、さすがに"楽天生命パークの王"と呼ぶわけにはいきません。(笑)
私も多くのカープファンと同様、テレビの前で拍手喝采、ただただ感嘆するばかり。
床田投手にとっては、3年前の同じカードで序盤から大炎上KOとなった悔しさを晴らしたいという動機は確かにあったのですが、それを結果として示してしまうところが凄いところ。しかも前述のとおり、このチーム状況で、です。
かつてカープには、クリス・ジョンソンという大エースがいました。
厳しい状況下であるほど、大事な試合であればあるほど、より大舞台になるほど、それが彼に何か見えない力でも与えるかのように圧倒的なピッチングを見せてチームを勝ちに導く。
床田投手は、その大エースへの階段をひとつひとつ昇っているように思えてなりません。
そして床田投手には、ただカープを勝利に導くだけではない、彼にしか出来ない貢献にも期待しています。
そのためには何よりまず継続的な結果。
次の登板もまた、"王"と呼ぶべき支配的な投球が見られることを、期待、いや、確信しています。