そうでした、そうでした。相手は日本で一番強いチームでした。いやあ、申し訳ない。
今日も終始力で圧倒されたという感じで負けましたが、このカードで最も地力の差が出た試合だったように思います。
中盤までチャンス自体が多かったわけでもない中で、狙い澄ましたように飛び出すホームラン。どれも効果的な場面でした。
とりあえず中盤までにリードしておけば、あとは明日の移動日を考えればリリーフは積極的に投入できます。
ゲームプラン通りに勝ったヤクルト、試合運びのしたたかさには舌を巻くばかりです。守りのプランがあって、それを支える攻撃力があって、バランスが素晴らしい。弱点となりそうなところが見当たりません。
もちろん、こんなに強いチームが、それを支えるプレイヤー達が一朝一夕に出来上がったわけではありません。中長期的な強化プランが昨年から具現化したということでしょう。
そして、強いチームがいつまでも強いわけではない(莫大な資金力があれば話は別ですが)。弱いチームもまた、きちんとビジョンを持って取り組めばいつまでも弱いままではないのです。
よくこのブログでは、"この1敗が将来の10勝になれば・・・"という文句を書きますが、今のカープはそれと逆の結末を招きそうな負け方ばかりしています。
今シーズンの着地点をどこに見据えて戦っているのか。
その結果が良い方に転んだら、悪い方に転んだら、来シーズンの方針はどうするか。その次は。3年後は。
せめてこのくらいのところまでは具体的な構想を持っている人物が球団にいて欲しいと願いますが、それを監督に負わせるわけにもいきません。
私たちはいつになったら、日本一という夢を見ることが出来るのか。
生きているうちに、なんとか見られるのかなあ。