baseballlll’s blog~カープとMLB。

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6/30 広2-4ヤ 勝者のメンタリティと負け犬根性。

全力で取り組めばいいということではなく、諦めない姿勢を見せればいいということでもなく。

 

勝つチームとは、戦力的な強さは無論のこと、勝利に相応しいメンタリティを持ち合わせています。

それは選手も、監督やコーチも、きっとファンもそうなのだと思います。

 

そういうチームは一見苦戦しているように見えても、最終的には自分達が勝つのだからこのままやっていれば何も問題ない、という自信をそのまま結果に繋げていきます。

今日のヤクルトはまさにそのような戦いぶりでした。

 

一方でカープは、強いヤクルト相手によく粘ったと思います。

でも、諦めないとか、粘るとか、そういうことでは勝利に相応しいとは到底言えない。

今日の敗戦は、勝つためのプレーが足りなかった結果なのです。

 

今日は先発のアンダーソン投手を始め、リリーフ陣もよく頑張りました。

しかし攻撃では、アンダーソン投手の熱投に応えられず。あれだけのシーンを見せられながらもこの有様では、チームプレイの欠如と言えるでしょう。

これに輪を掛けて酷いのが攻撃時の戦術。

それが何の意味もなさない場面でもひたすらに送りバントに勤しんで勢いをぶった斬り、進んで自らの首を絞めていきました。まさにアンダーソン投手を『見殺し』。

こうやって、まるで不要なゴミを捨てるがごとくアウトカウントを無駄遣いするさまは現代野球から取り残された遺物を見ているようです。

ただ、昨日書いたようにヤクルト戦を一切捨ててしまうという観点から述べると無意味なバントでアウトを浪費するというのは理に適っているのかもしれません。でも延長に持ち込んでしまったら意味ないぞ。(笑)

 

もう3連覇とは遠い昔の話。あれ以来CSに進む事すら出来ていません。

このまま下位に位置することが長期化すると、かつての暗黒時代のように勝つ事も勝ち方も知らない弱い集団が出来上がってしまいます。

いわゆる『負け犬根性』というやつです。

特に2000年前後くらいのカープはテレビで見ているだけでもありありと分かるほど、負け犬根性が染みついていました。そしてこれを払拭することが非常に困難であることは、カープファン自身が痛いほど理解しています。

 

今のカープに具体的なビジョンはあるのでしょうか。1試合1試合、目の前の試合をこなしているうちに見事な負け犬集団が出来上がった・・・では、目も当てられません。

目標はCS出場でも、目的はそこではないのです。CSに出場して、そこを勝ち抜き、日本一を勝ち取らなければ全て『失敗』です。勝っていないのによく頑張った、はありません。

そこにたどり着くのは今シーズンなのか、近い将来なのか、あるいは遠い未来の夢物語なのか・・・どこに位置づけられているにしても、そこに具体的なアプローチが用意実行されているのか。

今の状態では甚だ疑問です。

 

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