セ・リーグ2018クライマックスシリーズ第3戦、広島東洋カープが読売ジャイアンツを5-1で降し、3連勝+アドバンテージ1勝でストレートで日本シリーズ進出を決めました!
昨年のことを考えると、喜びよりもホッとしたという心持ちです。
本日のMVPは個人的には断然、九里亜蓮投手です。2連勝してプレッシャーもかかる中、実に見事な投球でした。
カープの1-2スターターである大瀬良投手・ジョンソン投手と今季不調なものの3番手の野村投手以外では実力の開きが大きいと言わざるを得ない先発陣。九里投手は今季、4月はリリーフ、以降は先発をこなしました。もともとリリーフもスポット先発もこなすスイングマン的な役割を担うことが多く、メンバーにいると頼りになる存在です。
そんな九里投手ですが、今季は波があったものの終盤に調子を上げ、特に最後の3登板では合計19回を投げ自責点2、防御率0.94、WHIP1.00という素晴らしい成績でした。
短期決戦はその時点での調子の良さが大きく影響することが多いので今日も期待していましたが、シーズン終盤の好調ぶりそのままに先発としての役割を果たしてくれましたね。
右打者に対しては外のスライダーと内へのシンカー系、左打者に対しては内への4シームストレートが良く効いているように見えました。コントロールも良かったです。
今日は5・2/3回を投げ86球、被安打3、四死球2。
17のアウトのうち三振7、ゴロアウト7。九里投手はジョンソン投手のように試合を支配する投球をするタイプでは無いと思いますが、今日はまさに試合を支配していたと思います。短期決戦なので降板も早くなるのは仕方がないところですね。
セ・リーグは日本シリーズ進出チームが決定しましたが、パ・リーグのほうは今日で2-2のタイと、対照的なここまでの結果になっています。
埼玉西武か、福岡ソフトバンクか、いずれにしても強敵です。
日本シリーズでもいい試合が見られることを期待しています。