9回表、ついに訪れたチャンスをモノに出来たときには、これで今日はもらった!と、信じていたのですがねぇ・・・。
確かにクローザーで負けたら、もう仕方ありません。
特にカープは、絶対的守護神としてNPBを代表すると言ってもよい栗林投手を擁しています。
これで負けたのだからどうしようもない、ということです。
・・・が!
栗林投手の今日の出来が問題。
真っ直ぐの制球がイマイチで、フォークのキレは最悪に近いものでした。
明らかに投球全体の質は低く、打たれても仕方ないような内容。それでも意表を突いたカーブの配球など、バッテリーには悪いなりの工夫も見られました。
ギリギリの攻防の結末は、最後真っ直ぐが決まった!と思われたファウルチップを坂倉選手が捕球できず・・・これは仕方ないというか、ここで運は尽きてしまったのでしょうか。
次の一球で今日良くなかったフォークを投じ、それを捉えられて逆転負け。
今日は結果もそうですが、投球内容が残念だった栗林投手。
一応今日も三振は奪えていますが、それぞれの球種で圧倒できておらず、苦しさが見て取れました。
デビューからこれまでの働きぶりは文句のつけようがないのですが、鎬を削るプロ野球界、キャリアの中で苦難の局面も何度もあるはずです。
それらを乗り越えて、一流から超一流へ、栗林投手の次回の登板を期待しています。