なんとか、なんとか連敗脱出!
まずは何を置いても・・・落ち込んだチームを救うべくマウンドに立った床田投手。
ピッチングでメシを食うとはこういう事だ!と言わんばかりの圧巻の内容で試合を支配しました。
8回2安打、三振の山を築いてその数12。
真っ直ぐ、ムービング系を中心に全ての球種が素晴らしいクオリティでした。そして持ち味を存分に引き出した會澤選手の攻めの配球。今日はバッテリーの勝利。もう、言うことなしです。
ポーカーフェイスだけどもハートは熱く、組み立ては冷静。そう感じさせる床田投手のマウンドでの佇まいは"マツダスタジアムの王"、そう呼ぶのに相応しい。そんな圧倒的なピッチングでした。
一方で攻撃面。
前カードの対ホークス3連戦は、先発投手が揃って打ち込まれたことに着目されがちでしたが、本当の問題は打線にあると私は見ていました。
今日は多少は上向きになるかと期待していたのですが・・・相変わらずホームが遠い。
そんな中で8回ウラ、堂林選手がまたも決勝の代打ホームラン!!かと思ったんですけどね。惜しかったなぁ〜。
ただ、そこで終わらず二塁打を放ちチャンスを演出。この集中力には勝利への執念を感じました。
そして、ここからが今日一番のポイント。
野間選手の送りバントは完全にし損なってキャッチャー前に。三塁に投げて余裕のアウト、作戦失敗・・・と思いきや!なんとサードに誰もいない!!
結果的に、ここが決勝点への布石となりました。
緊迫したロースコアゲームだからこそなのかもしれませんが、時として普段はそう起こらない事がふっと起きたりして試合を動かします。
ファイターズ側としては最後の代打攻勢などベストを尽くしただけに、あのプレーは悔やまれることでしょう。
床田投手の素晴らしい投球、堂林選手の集中力、試合を締めた栗林投手の執念、そして幸運・・・これらが合わさって、今日はひとつ勝利という結果が出ました。
まだまだ課題だらけですが、そんな中で結果を出すべく奮闘する選手たちを、温かく見守っていきましょう。