アドゥワ投手のすごく居心地の悪そうなヒーローインタビュー・・・たまらないですね。
4試合連続無得点という惨状から明けて、リーグ新記録をかけて臨んだ一戦でしたが初回であっけなく記録が途絶えました。
野間選手が二塁打、菊池選手が送りバント、小園選手がショートゴロの間に1点・・・って、二塁打で始まった割には何とも地味すぎる先制劇。
しかしこれで肩の荷が降りたのか・・・いえいえ。2回の5得点はとてもそんな様子ではありませんでした。
ラッキーなヒット、リスクを採ったエンドラン(本塁生還は幸運でした)、謎ヒットが重なってそこからようやく連続タイムリー。
いい当たりがことごとくヒットにならない日もあれば、当たり損ないが続けてヒットになる日もある。
打線には調子の波があり、点が取れない日もあればなぜか大量点が入る日もある。そして打線の実力が高ければ高いほどその波が小さい、ということです。
昨日は突如全員打ち始めるんだろう、と書いたら今日のこれです。まあ今日は打ちまくったというほど打ってはいませんが、それでも13安打6得点。
野球ってこんなもんだよね、と連敗ストップの喜びよりも不思議な達観が先にきてしまった、私にとってはそんな印象深い久々の勝利でした。
しかし今日のヒーローは打線ではなくアドゥワ投手でしょう。
持ち前のグネグネ曲がるシンカー系の速球にスライダーと落ちる球、全て冴えてました。
謎カーブも一球?ありました。スローで見えた手首の利かせ方がなんかすごかった。
特に近本選手を2、3打席目で手玉にとった場面は圧巻でしたね。6回途中9奪三振、このペースで完投したら15くらい三振取れたかもしれません。そういう投球もできるんですね〜。今後にも期待しかありません。
今シーズンのアドゥワ投手の登板を見ていて面白いのは、あのシンカー系真っ直ぐは最後までボールがグネグネ変化するのでしょう、キャッチャーの捕球時にやたらミットが流れるんです。まるでナックルボーラーと組んでいるかのように。面白いですよ。
序盤に大量リードしたことで今日は余裕を持って見られました。6回はちとヤバかったですが、快勝と言っていいでしょう。
かと言って、打線が良くなったというわけでもないので明日はどうだろう?という気持ちです。
今のカープにはゲームチェンジャーたりうる野手がおらんのです・・・。