首位だ!
リーグ優勝だ!!
と息巻いていたのが嘘のように、たった10日のうちに優勝は雲の向こう、階段をひとつ降りればBクラスという、大魔神のフォークより切れ味鋭くストンと落ちていった我らがカープ。
それでも私はこのチームの最期を見届けますよ。
かつてどこかにあった国家ばりの楽観論で戦略的に勝利を掴もうとしてこなかったこのチームが、どのような末路を辿るのか。
まさかまさかの奇跡は起こるのか!?
いや、どう見てもこの戦力では、そして競争相手のチームのクオリティを見れば、それはやっぱり奇跡を願うしかないというものです。
もう引退間際の力しか残っていない選手たちが、まだまだ第一線で頑張っている。
この状況がいつまで続くのか?カープには他に有望な選手たちがいないということだろうか?
今の状況は、ただ負けて貯金を減らしている、優勝が遠くなる、CS出場が厳しくなる、というだけではありません。
世代交代を遅らせて未来の勝ち星を前借りしているようなもので、それでいて勝ててすらいない。最も『ヤバい』やつです。
そのうち佐々岡政権の遺産である投手陣も食い潰してしまうでしょう。
私はここまで高齢化したカープを見たことがないので、この先がどうなるのかが全く読めません。そして再び暗黒時代が到来するのではないかという恐れが強くあります。
新井監督は、フロントは、2年後、3年後のチーム編成のビジョンをどう描いているのか。まさか3年後もまだ『1番・センター・秋山』というわけはないでしょう。『セカンド菊池』も、さすがに後継者を見つけなければいけないはずです。
果たしてこの2年間の変化の無さで、そのような決断がどこかでなされるのだろうか?
残念ながら極めて不安である、と言わざるを得ないでしょうね。
まだカープの日本一を経験したことのないカープファンの方は、とにかく健康には気をつけて、1年でも長く生きてください。
1992年途中からプロ野球を見始めた私は、カープと近鉄以外の日本一は全て見ました。
絶対に死ぬまでにカープの日本一を見たい。
それだけなんですよ。