今日も流し見という感じで見てました。
9月に入ってこんなにも負けるのか、というくらい負けが込んでいます。とうとう借金生活ですが、もはや特にガッカリするフェーズでもないでしょう。
今のこの状況、これは決して不調などではなく、本来の実力が露わになったからこそ起こったことであり、形容するならば地盤沈下。
もろく沈下してゆく地盤の上には、どれだけ立派な建物を建てても意味のないことです。
きちんとした編成計画の上にシーズン戦略を練り、その更に上に監督の采配や選手起用などの戦術がある。
その土台である編成、戦略を間違ってしまっているのですから今更どれだけ小手先で誤魔化そうとしても無駄です。
これを痛すぎるほどの教訓として、これからに活かせればそれでいいのです。
これまでは本当に運がよかった。
もう運に頼るのはやめましょう。
しっかりと裏付けのある戦いを。
今日は田村選手が久しぶりにスタメン。
打って守って、いい動きを見せてくれていました。シーズン開幕からしばらくは実力不足を露呈してやり直しの最中ですが、まだまだ伸びしろしかない年齢です。たくさん学んで大きく成長してほしいですね。
こうやって、敗戦しても未来の勝利の種になりそうなものをひとつひとつ見つけていくのが、弱いチームの楽しみ方です。
そして三連覇した頃のように、見つけた種が満開に咲き誇るのが強いチーム。ただそれも、驕れる者も久しからず、歳を重ねてチームが衰えてゆきます(むちゃくちゃ資金力のあるチームは別)。
弱いチームの運営というのは大変ですし、任期中は目に見える結果があらわれないかもしれないが、しかし強いチームを作るのに必要な過程です。だからこそプロ野球を深く愛する人々は三連覇の頃に、ブラウン監督や野村謙二郎監督を思い称賛する声をたくさん上げたわけですね。
新井監督、しばらくは我慢の時が続くと思いますが、ここで間違えるとどんどん未来は遠くなってしまいます。
春の夜の夢は、いつのことか。