ブレンダン・マッケイ(LHP/1B)※リンク先はBaseball-Reference.com
1995年12月生まれ
2017年ドラフト1巡目全体4位
ルイビル大学〜レイズ
L/L 6'2" 212lb
MLB.com24位
(2018年10月現在)
今シーズン、大きな注目を浴びながらMLBでの二刀流に挑戦した大谷翔平選手。投打いずれも見事な活躍でした。
しかしながら肘の故障により、投手としては後半は出場せず。トミージョン手術に踏み切り、来季はリハビリを行いながら野手として出場する見込みです。この手術を決断したということは、今後も二刀流としてプレーしていくということでしょう。
ちなみにトミージョン手術を受けなかった田中将大選手、受けたダルビッシュ有選手。2018年は明暗がくっきりと分かれる結果となりました。ただし田中選手も一度DL入りしており、まだ不安は拭えません。
さてタイトルのブレンダン・マッケイ選手。
左利きの投手兼一塁手として17年ドラフト全体4位にてレイズに入団。
なお14年ドラフトではパドレスから35巡目というかなり遅い順位で指名されましたが、入団せず大学進学を決めています。
18年シーズン開始前のランキングは
ベースボール・アメリカ 39位
MLB公式 25位
ベースボール・プロスペクタス 23位
という高位。
MLB公式による各ツールの評点は
投手 Fastball: 55 | Cutter: 55 | Curveball: 60 | Changeup: 50 | Control: 55 | Overall: 55
野手 Hit: 60 | Power: 50 | Run: 30 | Arm: 60 | Field: 55 | Overall: 55
投手ではカーブ、野手では打撃と肩(投手なのでまあ・・・)のツールの評価が高いです。
その他メモとして、92〜95マイルの速球を内外角に投げるコマンドがあり、カーブ・カッターは平均以上、チェンジアップについても良い感覚を持っているとのこと。
攻撃面ではスムーズなスイングで広角に打ち分けるのが特徴。足が遅い且つ左投げのため野手としては一塁手に制限されるものの、守備はデビュー後に問題なくこなせることを証明したとあります。
18年はRk、A、A+でプレー。
A+では野手で32試合5HRながら出塁率は.317止まり。
投手ではほぼ先発として出場し、47.2イニングを投げ54SO、11BBのWHIP1.175。
終盤には故障してシーズンを終えました。ETAは2019年とMLB公式にはあるものの、さすがにもう1年は必要なのではという印象です。
やはり二刀流は健康にシーズンを過ごせるかが大きなカギとなってきそうです。また投手としても打者としても一定の実力を示さないと、登録のみ二刀流だが実際にはどちらか一方でしか出場していない、という何とも夢の無い話になってしまいます。
マッケイ選手と同年に全体2位でCINに入団したハンター・グリーン選手は、当初は投手と遊撃手の二刀流であったものの、現在では投手のみとして登録されており、二刀流の困難さを現しているようです。
大谷選手に続く二刀流選手は現れるのか。
今後が楽しみです。