カープは本日、前コロラド・ロッキーズ 所属のDJ・ジョンソン投手と来シーズンの契約を結んだと発表しました。
DJ・ジョンソン選手、選手契約合意!:広島東洋カープ公式サイト
1989年生まれの30歳、右投左打、193センチ104キロのリリーフピッチャーです。
メジャーでの成績など、プロフィールはここ(MLB公式)に詳しいですが、まず目を惹くのが顔写真!
元チームメイトのブラックモン選手ばりのナイスなお髭が特徴的ですね。せっかくですから、整えずにずっとモシャモシャと蓄えていたほうがファンも覚えやすくてよさそう。
これでジョンソン投手が2人になりましたが、登録名はどうなるんでしょうね?
なんとなく『DJ』になりそうな気がしますが・・・オリックス・ブルーウェーブの助っ人を思い出しますね。
経歴
さて、彼のここまでのキャリアをおさらいしてみますと、2010年にフリーエージェントでタンパベイ・レイズに加入したところからプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせます。
そこからは独立リーグとマイナーの球団を行ったり来たりしながら、2018年のセプテンバー・コールアップでようやくメジャーデビュー。
今シーズンは開幕ロースター入りを果たし、5月までに14試合に登板しましたが防御率は9点台と散々な成績でマイナー落ち。
8月の終わりに再昇格を果たすと、その月は無失点、9月も11試合10.2イニングを投げ2失点、ホールドも記録するなど良い成績を残しました。
しかしロッキーズはシーズンが終わるとリリース。そしてカープとの契約締結、という流れです。
投球スタイル
メジャーでもマイナーでもリリーフ専門の投手で、2019年シーズンの投球種別と割合は、平均150キロのファストボールが58%、130キロ程のカーブが36%、140キロ台中盤のカッターが6%、極々まれにチェンジアップとなっています。
キャリア通算の奪三振率は9.5と高い数値を誇る一方で、四球率は6.0とかなり危険なニオイもします。レグナルト投手の右版という感じでしょうか。
ただ、映像が全然無いんですよね・・・(笑)
ロッキーズファンの方ならどんな投手かよくご存知かと思いますが、私は普段ロッキーズの試合を観ることがほとんどないので少々困っております。
唯一見つけたのは9月のジャイアンツ戦で、カーブらしき球をサヨナラホームランにされてしまった場面。これだけでは全然分かりません。(笑)
来日は春のキャンプからでしょうか?毎年、海を渡ってやってくる助っ人達の勇気ある決断には尊敬の念を抱かずにはいられませんね。
編成はどうなる?
現在、リリーフにはフランスア投手、レグナルト投手、ヘルウェグ投手がいますが、このうち1人とはお別れとなってしまうのでしょうか。
フランスア投手は無さそうですから、レグナルト投手か、ヘルウェグ投手か・・・あまり考えたくありませんが。
あるいは、4人体制でうち2人を調子によって選ぶ、ということも充分に考えられます。
ヘルウェグ投手は今シーズンの起用が少なく、実にもったいない印象が強かったので来シーズンこそはもっとたくさん起用して欲しいと願っています。
一方でレグナルト投手は左腕という利点はありますが、今シーズン序盤こそ良かったものの夏場以降は制球の悪さも露呈し、かなり打たれてもいたので来シーズンに向けて改善すべき点は多そうです。投球を見ていても、思ったよりハンマーカーブも効果的では無かったように感じましたし・・・。
いずれにせよ、長いシーズンを戦う上でリリーフ陣は充実しすぎるということはありません。それぞれがしっかりと役割を果たして、強固なブルペンを形成してほしいところです。
2020年シーズンに向けて着々と編成の進むカープ。
これからの注目は何と言っても菊池選手、野村選手、長野選手のFA動向です。
これらによってまた来シーズンの展望や編成に与える影響はとても大きくなりますので、いい形に収まることを祈りつつ見守っていくしかないですね。
DJ・ジョンソン投手、カープへようこそ!
カープでプレーする姿を見られる日を、楽しみにしています!!