カープは本日、バティスタ選手との契約を解除したことを発表しました。
#carp はドーピング違反で処分を受けた #バティスタ との契約を解除したと発表しました。
— 中国新聞カープ番記者 (@chugoku_carp) 2020年3月2日
ドーピング違反により、昨年の9月3日から6ヶ月間の出場停止処分を受け、今日がその最終日でした。
6月にA検体で陽性反応が出たため、B検体を調べたところ8月16日にやはり陽性反応が出た、と同時は報道されていました。
これによりドーピング検査陽性の事実が公表されるに至り、カープは即日バティスタ選手を一軍登録から抹消。
その後、9月にNPBより6ヶ月間の出場停止処分が下りました。解雇の可能性も考えられる中、昨年末には保留選手名簿に掲載されたことが明らかになり、契約自体は継続されるものかと思っていましたが・・・。
6年契約の3年目となるはずだったバティスタ選手。
鈴木本部長曰く、最終的にドーピング検査陽性となった原因をつきとめられなかったこと、現在の状態から戦力にならないと判断したことが理由として挙げられていましたが、 報道の言葉をそのまま受け取ると、バティスタ選手本人に協力的な姿勢や反省の態度があまり見られなかったのかな、と感じます。
『信じてください』とは。
結局のところ、私の覚えている範囲ではバティスタ選手の弁明は『使用していない。信じてください』だけでした。
それ以降、具体的に何が原因であったか調査する雰囲気も感じられず、球団からの情報発信も何もなし。
せめて球団は、どこでどんなものを入手して摂取した結果、それに禁止薬物が偶然含まれていた可能性があるとか、多少の情報公開はあっても良かったのでは。
一方でもしバティスタ選手が知らない分からないで通し続けていたとしたら、それで『信じてください』はとても理解を得られる行動とは言えません。
とにかくファンとしては情報が少なすぎて、これらの対応は真剣にアンチドーピングに取り組んでいるのか?と疑問を感じざるを得なかったのではと思います。
この一連のドーピング騒動は、当時チームが優勝争いになんとか踏み止まるかどうかという時期だったこともあり、あまりに影響の大きなニュースとなりました。
チームに与える精神的な動揺も相当に大きかったと思いますし、主に3番を任され、フルシーズンならホームラン30本は期待できるチーム1のパワーを持つ彼の不在は戦力的にも痛かったのは間違いありません。
規格外のパワーを持ち、打球を遠くへ飛ばす力は現在の日本プロ野球界でナンバーワンだと常々思っていましたが、それが禁止薬物による成果だったとしたら・・・。
ドーピングは、故意によるものは言語道断ですが、何らかの事故や過失で起こった場合でも球団の啓発不足、チームスタッフとの意思疎通不足、そして当事者の意識不足といった批判を免れる事は出来ないと思います。
選手の成績を水増しするだけでなく、それがチームの勝敗、チーム内の競争相手や対戦チームの選手の人生に影響することだってあります。
選手はもちろん、球団にもその事を重く受け止めて反省して欲しいです。
私はカープファンですが、その前にプロ野球ファンであります。自チーム他チーム問わず何かしら批判めいたことも言いたくなることはありますが、いわゆるアンチな言動や行動は理解できません。
その分、自チーム他チーム問わずドーピングなどの不正へは強烈に嫌悪感を覚えます。
アストロズのサイン盗みなど、関係者全員永久追放以外はあり得ないと思っています。
ここ10年ほどで加速度的にファンが増えた我らがカープ。
ファンの後押しでチーム力も着実についてきた中で、今回の件やチケット争奪戦など、脇の甘さもちらほらと目にするようになりました。
ただの一ファンとしての意見ですが、コンプライアンスを含めた球団の運営を今一度見つめ直す機会なのではないかな、と思います。
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