せっかくのいい機会を、なんの肥やしにもしなかった。
今日は序盤からジャイアンツのペース。
長いペナントレース、こんな日もあります。
5回裏、既に7失点していた先発の野村投手へ代打・石原選手を起用しました。
このイニングでも得点できず、スコアは0-7で試合を折り返し。
まだ中盤ではありますが、6回からは思い切って石原選手をキャッチャーに入れるのかと期待していました。
結局それは起こらず、投手が代わっただけ。
そして驚くべきことに、その後も敗戦ムードが濃くなる一方の中、ベンチにいる若手野手は最後の最後に矢野選手が代打で登場したのみで、羽月選手や大盛選手はついに使われることなくそのまま今日の負け試合を終えてしまったのでした。
中盤までに半ば勝負が決してしまったような試合は、大きなチャンスです。
まだまだ実戦経験を積ませるべき選手達を積極的に起用しやすくなり、これは併せて主力選手を休ませることにも繋がります。
今日のカープの先発オーダーの中で、年齢的にこれからまだ成績を伸ばしていきそうなのは西川選手と鈴木誠也選手くらいです(メヒア選手はちょっとそれ以前の問題です)。
恐らく他の選手に関しては、去年より今年、今年より来年と、徐々に成績を落としていくと予測するのが妥当でしょう。例外はあり得るにせよ。
そんな状況にあり、さらに今オフの鈴木誠也選手流出の可能性も充分に現実的なものとなっている今、次世代のレギュラークラス育成は急務であるはずなのですが。
投手力はここ20年くらいで最も充実しているのではないかと感じさせるほど良くなっているだけに、余計に野手の世代交代遅れが気になるのです。
今の先発ローテーションとブルペンのメンバーを見れば分かりますが、リーグ三連覇に貢献した投手たちは僅かしか残っていません。
なのに野手は、いまだにスタメンの半数前後があの頃のメンバーなのです。最後の優勝はもう3シーズンも前で、その後は連続Bクラスを喫したのに。
負けるのはいいんです。
どんなに酷い負け方だろうが、その1敗が未来の1勝、そして10勝に繋がってくれるような期待を持たせてくれれば納得出来ます。
しかしこれでは・・・。
投手でバッチリ出来ているのですから、野手で出来ないことはないと思うんです。
大丈夫なんだろうか、佐々岡監督、そして河田ヘッドコーチ。