TOP100の紹介も最後の10名です。
(1〜90位はこちら)
91位 ジャスティン・ダン(SEA) RHP
AA/23歳/2016年19位
Fastball: 60 | Slider: 55 | Curveball: 50 | Changeup: 45 | Control: 50 | Overall: 55
今オフ、SEAとNYM間の例のブロックバスターでジャレッド・ケレニック選手らと共に移籍してきました。
ファストボールとハードスライダーが投球の軸。昨シーズンはその前の年の不調から脱した感がありますが、果たしてSEAはこの手の投手をしっかり戦力として仕上げることが出来るか・・・1巡目指名選手としての実力を、メジャーで存分に発揮してもらいたいものです。
92位 エリオット・ラモス(SF) OF
A/19歳/2017年19位
Hit: 45 | Power: 55 | Run: 55 | Arm: 60 | Field: 50 | Overall: 55
28歳の兄エクトルはプロサッカー選手、26歳の兄ヘンリーもプロ野球選手というアスリート家系。ヘンリーは昨季までLAD傘下に所属していましたが、現在は弟エリオットと同じSFの、ST招待選手としてメジャーのロースター入りを目指しています。現在までAAA止まりで、このチャンスを掴めるでしょうか。
さてこのエリオット・ラモス選手、打撃は粗削りでアプローチに改善の余地があるものの、まだ19歳。体格も技術も成長途上と言ったところでしょうか。優れたスピードと肩で現在はCFを守っていますが、将来的にはRFに就くことが見込まれているようです。
93位 ライアン・ウェザーズ(SD) LHP
A/19歳/2018年7位
Fastball: 55 | Curveball: 55 | Changeup: 55 | Control: 55 | Overall: 55
こちらもアスリート家系。父親が元メジャーリーガーのデビッド・ウェザーズ氏で、19年の現役生活で9チームに所属した経験を持つジャーニーマン。また母親もバスケットボールで名を馳せた選手でした。両親譲りの運動能力で速球、変化球、コマンドいずれも平均以上の力を持ち合わせているウェザーズ投手。
アウトピッチにやや物足りなさを残していますが、持ち球のコンビネーションとコントロールで打者を抑えます。
94位 ミゲル・アマヤ(CHC) C
A/19歳/2015年IFA
Hit: 50 | Power: 50 | Run: 35 | Arm: 55 | Field: 60 | Overall: 55
パナマ出身。日系選手か?と勘違いしてしまう名前ですが違います。もともと守備力とメイクアップに優れている点がCHCから評価されていましたが、更にプロ入り後はフレーミング等でも年齢に似合わぬ上手さを見せているようです。
地元メディアから『キャノン』とも呼ばれるArmツールも魅力で、マイナー3シーズン通算の盗塁阻止率は38%を記録。打撃面も毎シーズン着実に成長しています。
95位 コルトン・ウェルカー(COL) 3B
A+/21歳/2016年110位
Hit: 60 | Power: 50 | Run: 35 | Arm: 60 | Field: 55 | Overall: 55
大きな動作のバッティングフォームが特徴的な、マイナー通算打率.337のヒットメーカー。もともとはSSでしたが、スピードに欠けるため3Bへ。
2018シーズンはBB%が6.5%→8.3%と良化した反面、K%が15.1%→20.2%と増加しました。また過去3シーズンのBABIPが.356/.399/.395となっており、今季の成績は急降下する可能性があります。
96位 オニール・クルーズ(PIT) SS
A/20歳/2015年IFA
Hit: 50 | Power: 60 | Run: 55 | Arm: 70 | Field: 50 | Overall: 55
細身でスラリとした体躯が目を惹く強肩SS。身体はスリムでも、センスを感じさせるスムーズなスイングで打球を結構飛ばします。
非常に高い運動能力が特長で、映像を見ても躍動感が素晴らしく、秘めたポテンシャルがとても大きなもののように感じられます。今後パワーアップによりスピードが落ちても3BやOFは難なく務まるだろうと言われていますが、今のこの感じがとても魅力的ですねえ・・・。TOP100にギリギリランクインという順位ですが、非常に注目すべき選手なのではないかと、個人的には感じました。
97位 J.B.ブカウスカス(HOU) RHP
AA/22歳/2017年15位
Fastball: 65 | Slider: 65 | Cutter: 50 | Changeup: 55 | Control: 45 | Overall: 55
ドラフト指名時からファストボールとスライダーの評価が非常に高く、現在もその2つを武器としています。コントロールに難があり、投手としては上背が高くない点が全体の評価を少し下げていますが、AAクラスでしっかり成績を残して不安を払拭したいところです。
98位 エリック・パルディーニョ(TOR) RHP
Rk/18歳/2017年IFA
Fastball: 60 | Curveball: 60 | Slider: 50 | Changeup: 50 | Control: 55 | Overall: 55
ブラジル出身の右腕。昨シーズンはRkでまずは順調と言えるキャリアのスタートを切りました。ブラジル出身選手と言えば同国初のメジャーリーガー、ヤン・ゴームズ選手(現WSH)が有名ですが、他は日系でもあるルイス・ゴハラ投手(ATL)など過去を合わせてもまだまだ非常に少数です。是非ともメジャーでの活躍を見せて欲しいですね!
なお、2016年にはWBCブラジル代表にも15歳で選ばれており、予選の対パキスタン戦で登板しています。YouTubeで映像を見ていると・・・所属クラブが『ニッポン・ブルージェイズ』!?これはブラジルのアマチュア野球クラブで、元々の母体はブラジル最大の日系人組織のようです。浅学な私には、野球においてもまだまだ知らないことがたくさんあります・・・。
99位 ビクトル・ビクトル・メサ(MIA) OF
AA/22歳/2018年IFA
Hit: 50 | Power: 45 | Run: 65 | Arm: 65 | Field: 60 | Overall: 55
目玉プロスペクト、ここで登場!アメリカでのプロデビューとなる今季はAAからのスタートのようですが、早速の大暴れを期待したいですね。
(以前紹介した記事はこちら)
100位 ニコ・ホーナー(CHC) SS
A/21歳/2018年24位
Hit: 60 | Power: 45 | Run: 55 | Arm: 50 | Field: 50 | Overall: 55
最終100位は、攻守に高い身体能力を見せる昨年のCHC1巡目。プロデビューとなった昨シーズンは14試合の出場ではありますが、.327/.450/.571と早速打ちまくり、アリゾナ秋季リーグでも良い打撃成績を収めました。
持ち前のシャープなスイングにパワーが加われば素晴らしい打者になりそうです。ちなみにアーカイブで見られる2018年の100位はコルビー・アラード投手(ATL)、2017年はジェシー・ウィンカー選手(CIN)、2016年はジェイマー・カンデラリオ選手(CHC→DET)、2015年はジャック・フラハティ投手(STL)。これは秋のものなので同列には語れませんが、そこそこ縁起が良さそう!?
TOP100を自分なりに紹介してみました。中位以降のあまり注目してこなかった選手達も、映像を見たり成績を見たりするとやはり素晴らしい才能を持った選手ばかりであることがよく分かります。ここまで登場したのは30球団選りすぐりの100名ですが、シーズンが始まればここ以外から新しいスターが出るかもしれませんし、まだまだ楽しみは尽きませんね。
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