選手は何を思う・・・。
ドーピング、ダメ、ゼッタイ。
今日の試合開始を前にして、またもカープに衝撃的なスキャンダルが出てきました。バティスタ選手のドーピング検査陽性という、耳を疑うような事実。
個人的な感想を正直に申し上げると、擁護のしようがない、の一言に尽きます。検出された薬物はまだ発表されていませんが、それがPEDやフロセミド等の場合はもちろん悪質ですし、風邪薬に含まれる興奮剤やサプリメントなどが原因の『うっかりドーピング』だった場合は、バティスタ選手本人、あるいは啓発すべき球団の意識があまりに低すぎます。これだけアンチドーピングの啓蒙がなされている時代に、一体何をやっているんでしょうか・・・。
一軍やスタメンを争うチームメイト、対戦する他球団の選手達、そして何よりファンを裏切る行為をしてしまったことを、バティスタ選手は悔いている事でしょう。弁明の機会が与えられていますが、これからのプロ野球界の為にも、より詳細な事実が明らかになることを望みます。
モンティージャ、確かなポテンシャル。
今日の先発は今シーズン2度目となるモンティージャ投手。期待はしていましたが・・・2回を投げ5失点で早々に降板。
ファストボールは最速155キロを記録するなど、前回登板に増して威力充分といった感じでした。ただコントロールも前回以上にバラバラで、ストライクを取るのにもひと苦労。ランナーが溜まったところで痛打を喰らうという典型的な悪循環でした。
2回には筒香選手に内角のファストボールをホームランにされますが、これは打った筒香選手が凄いだけです。敵ながら素晴らしいホームランでしたね。通算200号、おめでとうございます!!
しかし今シーズンは山崎康晃投手の通算150セーブ、原監督の通算1,000勝、筒香選手の通算200号ホームランとメモリアルの献上が目立ちますね〜。(笑)
話はモンティージャ投手に戻りますが、今日の結果は散々だったものの、先発でこれだけのスピードボールを投げる事が出来るのは非常に大きな魅力です。おそらく平均でも152〜3キロほど出てたんじゃないでしょうか?球数が増えてもこのスピードを維持できるかは分かりませんが、ソフトバンクの千賀投手並みでNPBトップクラスと言えるでしょう。
変化球では、本人が得意としているスライダーよりもチェンジアップのほうがファストボールとのコンビネーションを考えると効果的なように見えます。コントロールはせめてストライクを取れる程度にさえなってくれれば、イニング数を超える三振を取れる投手になってくれると、私は大きな期待を寄せています。
これからどうなる?
さすがに序盤に5点をリードされると勝利はとても難しくなります。たとえ5点ビハインドでも、まだまだいけるだろう、という日もありますが今日はもう早々とそんな気配は無くなりましたね。
何しろバティスタ選手不在の打線は迫力が一気に失われます。試合を決められる選手という面では、同じドミニカンのメヒア選手にはまだバティスタ選手の代わりは務まりません。
今日は急遽3番に鈴木誠也選手、4番に松山選手、5番に會澤選手というクリーンアップで臨みましたが、当面は3番に鈴木誠也選手を据えつつ、4番以降は試行錯誤ということになるでしょう。しかしまあ、せっかく上位打線が固まっていたところにこれは・・・。
終盤には鈴木誠也選手と西川選手にホームランが出ました。鈴木誠也選手は久しぶりのホームランが出てまた長打が出始めるでしょうし、西川選手は何か遠くに飛ばすコツを掴んだような感じがして、2人とも期待できますね。
今日の敗戦で再び3位に入れ替わり。巨人が着々と勝ちを重ねる中で、どんどん四連覇は遠くなっていきます。
そんな中での衝撃のニュースは、カープにとどめを刺したとも思えそうなタイミングと影響の大きさです。1ヶ月後にはCSすら危ういという状況になっていないことを祈るばかりです。
(下のランキングバナーをクリックしていただけると励みになります!)