1ヶ月余り前に書いたこちらの記事。
アクセス数もとても多く、みんな西川選手のことが大好きなんやね〜と感心しておりました。
それからしばらく経ち、相変わらずよく打っている西川選手。実際の数字を確かめてみました。
はたして『1番・西川』での成績は・・・?
うわっ・・・1番・龍馬、打ち過ぎ・・・?
(古っ!)
37試合 .369/.428/.599 OPS1.026
HR8本、二塁打12本、25打点、32得点
す、すごい・・・。
前掲の記事ではサンプル数はたったの7試合。そんなものであんなタイトルを付けてしまっていることからも分かるように、例えばシーズンが開幕して1週間くらいしか経っていないときに『5割打者爆誕!!!』とか『年間80本ペース!!!』なんて言ってキャッキャやってる、半ばあの感じで書いてました。
それが1ヶ月以上経って、OPSが更に上昇している・・・だと・・・!?
こんな事は無意味だと理解しつつも、フルシーズンに換算すると『1番・西川』はこんな水準の選手になります。
何の為にもならないトリビア
— baseballlll@カープ応援垢 (@baseballlll4) 2019年8月26日
『1番・西川龍馬』をフルシーズン換算すると、
.369 31本 96打点
という激アツスラッガーになります。そのくらい1番・西川は打ちまくってるんですね〜。
おはようございます!!#カープ#西川龍馬
強いよぉ・・・。(歓喜)
凄いのはよく分かりましたので、冷静に数字を見てみましょう。
といっても、並んでる数字は全部凄いです。それ以外にありません。(笑)
1番打者ということで、当然求められるものは多くの出塁と得点。出塁率は.428で文句の付けようが無く、得点数は37試合で32得点ですから、単純にこのペースでフルシーズンを過ごせば120得点を超えることになります。それだけの得点数を記録すれば恐らく両リーグ1位は間違いありません。
また、1番での四球率は8.6%と、前回の記事時点での4.8%と比べると倍近い数値で、キャリアハイの7.5%をも上回っています。
これはプレーを見る限りでは選球眼が良くなった訳ではなく打席での取り組み方の変化によるものと思われますが、1番に定着後は特に第一打席において1球目、2球目といった早いカウントでは滅多にスイングする事はありません。たとえこの2球で2ストライクになったとしても三振を取られる雰囲気は全く感じられず、ここから持ち前のコンタクトスキルで粘りに粘るシーンがよく見られますね(※実は1番での三振率は15%台と、特別低いわけでもなくむしろ定着前より悪化しています)。結果として深いカウントまで持ち込むことが多くなり、四球を選べる確率も上がるという理屈です。
この実に辛抱強いアプローチと、単純によく打ち長打も増えてきたことで警戒され、攻め方もコーナー近辺が多くなってボール球を投げられやすくなるという傾向の相乗効果で、選球眼が良くは無くても四球率が上がったと推測できます。
1番に定着する前はカウントもコースも球種も関係なく来た球を振りまくるイメージでしたが、1番打者となってからはひとまず早いカウントでは球筋を見る(後続の打者達に見せる)というルールを設けた?ことで、そこから不利なカウントになれば持ち前のコンタクトスキルを存分に発揮し、有利なカウントになれば狙い球を絞って強いスイングをする、という待ち方が出来るようになって良い効果が表れてきたのではないかな、と思っています。
前回、長打もう少し欲しいよね〜なんて書きましたが、三塁打こそまだ無いもののホームランと二塁打はこちらも凄いペースで打っています。打撃では現在ほぼ死角なしの状態と言えるんじゃないでしょうか?
そしてセンターの守備もレフトでのそれと変わりなくいい動きが出来ているように見えますし、西川選手自身、毎日とても充実した気持ちでプレー出来ていることでしょう。
まだまだ突っ走れぇ〜!!
ここまで、『1番・西川』の1ヶ月強を数字を中心に簡単に見てみました。しかしいくら凄い凄いとは言っても、さすがにこの調子が持続するとは考えにくいです。なにせ1番でのBABIPを計算してみると驚異の.410!これまたヤベェ数字だぁ〜!(笑)いくらなんでも高すぎますね。
この水準だと、いつ数字がガクッと落ちてもおかしくはないですが、得意の曲芸打ちにしろ普通じゃないのが西川選手。このままシーズン終了まで突っ走ってくれるのではないかと大きな期待を寄せております。
なお、凄まじいレベルの成績を叩き出している『1番・西川』とほぼ等しい数字をシーズン通して残しているのが我らが主砲・鈴木誠也選手です。
我々ファンの感覚も麻痺してきている気がしますが、彼は野球オバケか何かじゃないですかね。もうとんでもないです。(笑)
ちなみに、対巨人戦ではここまで打率.420を記録するなど打ちまくっている西川選手ですが、更に絞って東京ドームでの成績を見てみると・・・
6試合 24打数14安打5打点
打率.583 3本 5打点 OPS1.676
もはや神の領域です。(笑)
これは火曜日からの3連戦にも期待が膨らみますね!!
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