球団史上初のリーグチャンピオン!!
そしてワールドシリーズ進出!!
やったぞナショナルズ!!
ナショナルズは、ディビジョンシリーズの最後あと少しでチャンピオンシップに進めるというところで大逆転負けを喫することが何度もありました。
それが圧倒的優位を誇るドジャースを相手に逆転でディビジョンシリーズを勝ち抜けると、エクスポズ時代から通算しても球団史上初のリーグチャンピオンの座をスイープであっさりと掴み取ってしまいました。
短期決戦では時に実力など関係ないかのように、勢いや流れというのがあっという間に大勢を決めてしまいますね。この結果には驚くしかない。
(ハイライト)
さて今日の試合、ホームの大きな声援をバックに先発のコービン投手が立ち上がり三者連続空振り三振で完璧に抑えると、ウラに連打とカージナルスのミスも複数重なって一挙7点。試合がほぼ決してしまいました。シリーズの流れをそのまま反映したような初回の攻防でした。
コービン投手はその後も快調に飛ばし、4回を投げ終えてソロによる1失点、10個の三振を奪います。
Patrick Corbin has faced 6 batters through 2 IP:
— Washington Nationals (@Nationals) 2019年10月16日
K (swinging)
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K (swinging)
Line drive
K (swinging)#PattyIce❄️ // #STAYINTHEFIGHT pic.twitter.com/t97JqgUweF
先発投手が4回を投げて二桁の奪三振というのは、ポストシーズンでは初の記録らしいです。
5回に四球が絡み3点失いますが、その後を連続三振で乗り切ると、6回からレイニー投手、ドゥーリトル投手、ハドソン投手のリレーで締めてゲームセット!
The Washington Nationals have been the best team in @MLB since May 24.#CLINCHED // #STAYINTHEFIGHT pic.twitter.com/uaHbzRdJMR
— Washington Nationals (@Nationals) 2019年10月16日
The pennant belongs to the Nats. pic.twitter.com/WSbz10U5mc
— MLB (@MLB) 2019年10月16日
選手全員が躍動してチームとして噛み合ったナショナルズ。スイープという結果も納得の出来栄えです。それでも驚いてますけど。
MVPにはこのシリーズ4打点を挙げたケンドリック選手が選ばれました。
Your #NLCS MVP: Howie Kendrick! pic.twitter.com/NJF1YiAN92
— MLB (@MLB) 2019年10月16日
Howie! Howie! Howie! pic.twitter.com/3mroziNBx0
— MLB (@MLB) 2019年10月16日
ディビジョンシリーズのグランドスラムが印象的でしたが、こちらにはMVPがないので結果的にその分も合わせてって感じになりましたね。
でもワイルドカードゲームからディビジョンシリーズ、チャンピオンシップと全員が本当によく頑張ったと思います。まさにチームの勝利、という感じです。
チームとしての一番の勝因は、最大の強みである強力な先発陣がしっかりと役割を果たしたことでしょう。
Wire to wire.
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The @Nationals never trailed during the #NLCS. pic.twitter.com/7rgx25QngR
それぞれの試合でカージナルスが初得点を挙げたのは(初戦は完封)、8回、7回、4回で全ての試合で先制点を許しませんでした。
つまり36イニングの間ずっと主導権は相手に渡さなかったわけで、シリーズ全体を優位に進める事ができた要因と言えます。
次は球団史上初となるワールドシリーズに臨みます。
ヤンキース、アストロズ、いずれと戦うにしても強敵です。特にアストロズは投打とも圧倒的な戦力でほとんど隙らしき隙がありません。
それでもドジャースを破るなど、下馬評を覆しながらここまで来たナショナルズ、更なる健闘を見せてくれるのではないかと期待しています!
そういえばネイビー地のユニフォームでの無敗ジンクスが継続しました。
ここまで来るとワールドシリーズは全試合このユニフォームで臨むんじゃないでしょうか??
ワシントン・ナショナルズ、球団史上初のリーグチャンピオン、おめでとう!!
Max is a mood. pic.twitter.com/Jo7VTR2VyK
— MLB (@MLB) 2019年10月16日
(シャーザー投手にとっては、フランチャイズの顔であるジマーマン選手と並んで、ナショナルズの選手達の中でも特に思いもひとしおだったのではないかと思いますね。
2015年にFAで7年総額200億円を超える契約で入団。
こういう超大型契約では、正直言ってあまりそれに見合うような活躍を見ることは少ない中で、入団以降はサイ・ヤング賞2度、ノーヒッターや1試合20奪三振なども達成、ここまでの5シーズンで1,000イニング以上を投げ、1,371奪三振を記録するなどチームのエースとしてほとんど離脱もなく働きつづけている、まさに鉄腕です。
しかしチーム自体は近年の充実した戦力の割には結果はパッとせず、シャーザー投手加入後はワールドシリーズの優勝候補に挙げられることもありましたが、よくて地区優勝どまり。
そんなチームの中にあって毎年黙々と圧倒的なパフォーマンスを見せ続けるシャーザー投手にとっては、球団初のリーグチャンピオンはこのために自分はナショナルズに来たんだ、と思えたことでしょう。もちろん、その先のワールドシリーズ制覇も。
今シーズン途中には背中の故障で離脱し、復帰後のパフォーマンスもイマイチでしたが、ディビジョンシリーズから復活。今日もベンチでずっとチームを鼓舞し続けていました。
タイガース時代から凄い投手でしたが、ナショナルズに加入してからはマウンドに立つ姿が大エースの風格そのもの。ワールドシリーズでも、強敵の前に立ちはだかる姿を見せて欲しいと思います。)
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