たった今、AKAの新助っ人舞い立った!
本日、カープはオリオールズからFAとなっていたテイラー・スコット投手との契約に合意したようです。
リリーフ要員としての獲得と思われますが、状況によっては先発もあり得るようですね。
オフの助っ人獲得はDJ・ジョンソン投手、ホセ・ピレラ選手に続き3人目。ドミニカンを除き、おそらくこれで外国人補強は打ち止めでしょうか?
それにしてもカープの、特にビジターのユニフォームが素晴らしく似合いそうな精悍なルックスです。
カープのユニフォームが絶対似合う(確信) pic.twitter.com/Wh2y93r6tO
— baseballlll@たった今このAKAの子舞いたった (@baseballlll4) 2019年12月1日
ロングヘアとヒゲもいいですね。是非このままのスタイルで来日して欲しいです!
というわけで、スコット投手について早速自分なりに調べてみました。
今シーズンまでの経歴など
現在27歳のスコット投手は、南アフリカのヨハネスブルグ出身。
2011年のドラフトでカブス5巡目、全体159位で指名されました。
プロ入り後、2014年シーズンまでは専ら先発を務めていましたが、以降はほとんど全てがリリーフでの登板となっています。
その後2016年以降はブルワーズ、レンジャーズ、マリナーズの傘下を渡り歩き、今シーズンの6月にメジャーデビュー。
7月にはオリオールズへトレードされますが、メジャーデビューから8月10日までに登板した10試合全てで失点するという厳しい結果に。
その後ようやくデビューからの連続失点は途切れたものの、結局13登板で失点した試合は11試合となるなど、今シーズンはマリナーズとオリオールズで合計13試合(うち2先発)、16.1イニングを投げて防御率は14.33という成績でした。
なお、マイナーではAAAで合計33試合(全てリリーフ)に登板して防御率4.59、7セーブを記録しています。
初昇格したメジャーでは実力不足を露呈したものの、AAAでのシーズンWHIP1.275、K/9の12.0はキャリアベストでした。
どんな投手?
サンプルがとても少ないので参考程度とはなりますが、2019年のメジャーでの投球内容はfangraphsによると以下のようになっています。
球種
150キロ台前半のフォーシーム、同じく150キロ台前半のシンカー、140キロ台前半のスライダー
投球割合
フォーシーム、シンカーのファストボール系が57%(ただし大半がシンカー)、スライダーが43%
ゴロ/フライ割合
メジャーではGB/FBが2.24、AAAでも2超。
打球の内訳は、ゴロ56%、フライ22%、ライナー22%で、打たれたフライのうち43%がホームラン
前述の通り、今シーズンAAAでのK/9は12.0と高い数値ではあるものの、基本的にはグラウンドボーラーと考えた方がよさそうですね。
メジャーでは16.1イニングで6本のホームランを浴びており、球はそこそこ速そうですが、球威には欠けるタイプということでしょうか。
しかしながらマイナーでのHR/9はほとんどのシーズンで1を下回っており、ゴロを打たせることについては長けているようです。
BB/9は3〜4台といったところで、コントロールは良いとは言えなさそうですが特別悪くも無いというところ。
動画で見てみよう!
見てみたい!
しかし、映像はほとんどありません。
下のリンク先はMLB公式です。
スコット投手のメジャーデビューの試合、初の奪三振。
Scott's 1st big league strikeout | 06/09/2019 | MLB.com
YouTubeに僅かながら転がっている動画の中で、2年前のアリゾナ秋季リーグでのものがこちら。
Tayler Scott, RHP, Brewers (10-27-16) - Salt River Rafters, Arizona Fall League
動作の小さなノーワインドアップから、これまた小さなテイクバックでスリークオーターハンド。
フォームも含めて典型的なシンカーボーラーというかゴロPというか、そんな感じですね。
パワーピッチャーではありませんが、長打を浴びることは比較的少なそうなタイプです。チームの内野守備にある程度の影響を受けそうなスタイルですから、その点は留意する必要があるでしょう。
以上、簡単ですがテイラー・スコット投手についてまとめてみました。
蓋を開けてみないと分からないのはどの助っ人も同じですが、どの助っ人もカープを選んでくれたということには感謝の気持ちしかありません。
期待していますよ、スコット投手!
カープへようこそ!!