ないんですよねえ。そう思っちゃいます。
昨日は堂林選手の逆転満塁弾が全てを吹き飛ばしたような感がありますが、攻撃では残塁の山を積み上げました。
本日は8安打2四球で10の出塁からの1得点。やっぱりこうなっちゃうか、という感がありました。加えて今日は、なにか天気と同じような緊張感の無さまで感じてしまいました。昨日でガラッと変わると期待していましたが・・・。
理屈がよく分かりません。
個人的には、得点力の無さ、決め手に欠ける現状は、単純に打線の組み方にあると考えています。
まず調子云々は置いておいて、上位3人を全てフリースインガーで固定。
現代野球のセオリーに完全に逆行するこの起用は、良いときと悪いときの波がとても激しくなってしまいます。
しかも四球での出塁がほとんど無いために、3人揃って攻撃でひとつの貢献も無し、といったことになる日も・・・。
問題なのは、打線でとても重要な上位3人よりも、重要度の低い下位3人の方が最近は攻撃での貢献をしていることなんですよね。
ここで本日の試合を含めた直近3試合の1〜3番の打席/出塁と、7〜9番のそれを比較してみると、こうなりました。
1、2、3番
12打席2出塁
15打席3出塁
12打席0出塁
7、8、9番
11打席3出塁
13打席7出塁
11打席1出塁(※7番メヒア選手)
8番に固定されている田中広輔選手は、後ろが投手であるためにどうしても勝負を避けられて出塁しやすい傾向はあると思います。
が、主に投手が務める9番の成績も含めていますので、条件としてはイーブンだと思います。むしろその分7〜9番のほうが不利とも言えるかもしれません。
ご覧の通り、最近の1〜3番の仕事ぶりはそのままチームの勝敗に結びつくほどの低調ぶりです。7〜9番と比較すること自体どうかという感じですが、それに負けてしまっています。
4番の鈴木誠也選手は例年通りの圧倒的なパフォーマンスを見せていますが、この有様なので本来望むべきポイントゲッターの役割を果たすことが出来ず、もっぱらチャンスメーカーとなってしまっています。
それでも更に後ろの松山選手や堂林選手がよく打っているので良いのではないかと思ってしまいそうになりますが、野球は27のアウトを取られると試合終了です。例えば4番が最初にチャンスメイクしたとしたら、既にそこでは3つのアウトを取られたという状況です。なかなかのハンデですね。
ただの数試合での結果でどうこう言いたいわけではないのですが、さすがに3人もフリースインガーを並べるとこんな状態が頻繁に起きることは想像に難くありません。
さらに7番を打つ堂林選手が絶好調、8番を打つ田中選手が多くの四球を選んでいずれもが高い出塁率を残して攻撃に大きく貢献している状況では、今の打線の組み方は、とても極端に言ってしまえば『手抜き』状態です。
なぜ自らハンデを背負うような用兵をしているのか・・・私には合理的な理由を見つけられません。
ま、どこまでいっても素人意見なんですがね。
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