本日から、球場に観客を迎えての試合となりました。そのお陰か、各地で終盤に派手な展開の試合が繰り広げられました。
満員には程遠い状況ながら、テレビで見ていてもこれまでの無観客とは全く空気が違うのが分かります。やはりプロ野球はこうでなくては、と思う反面、再び影を落としてきた感染者増の影響は、近いうちに無視できなくなるのではという不安もあります。
どうなるんでしょうね。
駒がいなけりゃ戦えない。
残り2つのアウトで勝利という状況からまたも同じような展開を見せられて、最後はビシエド選手の会心の当たりを喰らわされ、まだ16試合しか消化していないのに一体何度目のサヨナラ負けなんだよ!とカープファンがみんな嘆いたかと思いますが、仕方ありません。これが実力です。
そもそもの話で恐縮ですが、クローザーを任せられる投手(それどころかセットアッパーも)がいないというのは昨シーズンの時点である程度分かっていた話です。
そこを得意の外国人補強でしのごうという思惑があったはずですが、そのために獲得した当の2人は現在一軍で出番がありません。
ということは、壊滅的なブルペンそのままに特攻をかましているのでこうなるのは当たり前なのですね。このあたりはベンチもファンも充分に分かっていると思います。
今日のように1点差で8回を迎えて、一体誰がこれを守りきれると思っていたでしょうか?現実的に見れば、追加点がなければ同点はほぼ間違いなし、逆転されても何も驚かない・・・というところです。
どうしても打たれた投手を配置転換しろ、と安易に考えてしまいますが、代わりに出てくる投手はさらに実力で劣る選手なので結果は変わりません。
ということで、いくらリリーフ陣を責めようともこれが実力なので、今後もこんな試合を繰り返すことでしょう。それぞれの選手に、実力以上のものを求めるのは酷です。落ち着いていられないでしょうけども、落ち着いて見ていくしかないです。(笑)
じゃあ打つしかないよね。(何度言ったか)
今日の中日先発・大野投手はとても良い投球を見せましたが、特に4番の鈴木誠也選手、5番の堂林選手に対しては素晴らしい攻めをしていました。この2人が完璧に抑えられたので、2点にとどまったのもやむ無し、といったところでしょう。
先制点となったピレラ選手のタイムリーは若干振り遅れ気味ながら驚くほど飛んでいきましたが、たとえ体勢が崩されようともしっかりスイングしてハードヒットしにいく彼の特徴がよく表れたシーンだったと思います。
2点目は低調な打撃が続いていた菊池選手の一発。これをきっかけに調子が上向くといいのですが・・・やっぱり私は8番あたりに置くのがいいと思っています。もともと出塁率が高くないタイプであり、持ち前のパンチ力を活かすためにも下位がいいでしょう。
さて、今日は7番にメヒア選手、8番に上本選手を置く打線となり、対左ということを考慮したのか松山選手と田中選手はベンチ。
正直、
え?そこ??
と思いました・・・。
現時点では攻撃でしっかり貢献している2人を下げ、逆に攻撃での期待があまりできない2人を起用する。せめてどちらか一方だけで良かったのでは。
佐々岡監督は、今は何がなんだか分からなくなっている状態なのがよく分かります。投手出身であることが影響しているのだと思いますが、投手が原因の無様な試合は見せたくないのでしょう。
しかし、どう見ても投手、特にブルペンにはまともな駒が揃っていません。かつてのブラウン監督並みに投手の見極めが優れていればなんとかなるかも知れませんが、佐々岡監督もコーチ陣もそのような力があるようには今のところ見えません。
幸運なのは、他球団もリリーフには苦労しているという事実です。それならば現状は打ち勝っていくしかないと思いますし、打撃陣にはそれだけの駒は揃っていると感じます。しかしここでも無駄を生じさせてるという・・・。
しっかりと己の実力を知り、思い切って戦い方を変えていかないと、勝利を重ねることは難しいでしょう。
いや、今シーズンはそうそう勝てるとは思いませんが、その先にあるもっと良くない状況が見えてくると・・・。
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