今日は投手陣がみんな良かったですね。私にはそう見えました。
先発は野村投手。
阪神打線が好調な中での今季初先発ということでちょっと不安を感じていたのですが、いいときの投球が出来ていました。
制球も緩急もよく、三振も奪えていました。この内容をシーズンで続けられればローテーションにとても心強いピッチャーが一人加わることとなります。
二番手の一岡投手、三番手の塹江投手も内容は素晴らしかったと思います。塹江投手は一発こそ浴びましたが、出会い頭のようなホームランでした。そしてまたこの失敗が、彼を成長させてくれることと思います。
今日の投手陣の頑張りは、この試合を最後まで任された磯村選手の配球との相性もあるのかもしれません。いつもマスクを被る會澤選手は、変化球や外の球を多く使ってかわす配球が多いイメージです。
対して磯村選手は、緩急を使いながら追い込んだらハッキリと決め球で三振を狙いに行く、スタンダードな組み立て。そして決め球にもガンガン真っ直ぐを使うような強気の配球が特徴です。
この強気な攻めに投手陣も引っ張られるようにいいボールを投げていました。実際、今日投げたみんながいつもより真っ直ぐのスピードが出ていました・・・よね?(笑)
昨日までイケイケだった阪神打線ですが、ガラリと変わったこの配球に対応しきれていなかったようにも見えました。
9回は菊池保則投手、最後はDJジョンソン投手でしたが、こちらもボール自体はとても良かったように見えました。
ただ、菊池投手は最後の最後でフォークが真ん中に・・・ここだけは残念でしたね。
攻撃の方はなかなか噛み合わず。
珍しく投手陣がいい働きをしたのに、勝てないチームとはこんなものだと寂しい思いにさせられました。
9回の逆転シーンはラッキーというほかなく、たまにはこんなことがあってもいいよね、と勝ちを期待したもののやっぱり現実はそうも甘くなく。
でも、いい試合は出来ましたね。久しぶりに。
気になったのは1回の攻撃。せっかく先頭がヒットで出塁しながら、いきなり送りバントを仕掛けるとはちょっと信じられません。
まだ相手方から27のアウトを取らなければならないのに、わざわざ1アウトを献上するリスクを侵してまで行う作戦なのでしょうか?終盤なら分かりますが、試合が始まったばかりですからね。
今のカープはさんざん書いているとおり、少ない点差を守り切るのはほぼ不可能です。
打線の繋がりに期待して大量点を挙げる可能性にかけたほうがずっと効率的というものではないかな、と思うのですが・・・。
私としては、壊滅的な投手陣を立て直してくれるのは案外磯村選手なのかもしれないな、と密かな期待を抱いた今日の試合でした。
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