勝つための具体的なビジョンがなかなか見えてこないですね〜。
いっそのこと再建の年にしてみてはどうでしょう?
初回はやっぱりな〜という感じで、DeNA打線の『振っときゃヒットになるでしょ!』的な昨日の勢いをそのまま持ち込んだ攻撃で簡単に2点先制。よく2点で済んだものだ、という感じでした。
その後は床田投手と磯村選手のバッテリーがよく耐えたと思います。
打線はチャンスを作るも得点ができない、よく見るパターン。こればかりは巡り合わせみたいなものですから、仕方ないです。相手は今永投手ですし。
しかしやはり今永投手のピッチングは素晴らしい。結果云々は抜きにして、この打者はこうやって打ち取るというビジョンが明確です。そしてそれを実行できるだけの球威、決め球、制球。見ていて気持ちいいですね。
エスコバー投手に対してノーアウト満塁のチャンスを作りましたが、あそこは無得点でも仕方ないというか・・・いくら大チャンスが来たと言っても、そこから先は所詮は下位打線。ほぼ真っ直ぐ一本で力押しにすれば潰せるだろう、という相手の思惑通りに軽く捻られてしまいました。
力の差があるときは、いちいち小手先に頼らずに正面からぶつかればいいというあまりにも単純な方法でやられちゃうところが、今年のカープの弱さを象徴していますね。
さて、これからのカープはどうやって勝てばいいのでしょうか?
毎試合10点取ればなんとかなりそうではありますが、やはり現実的ではありません。
前にも書きましたが、若い選手がたくさん出てきていれば伸びしろや近い将来への希望も持てるというものですが、基本的にレギュラー陣も投手陣も多くがキャリアの下り坂途中の選手たち。
MLBの再建は生え抜きスター選手のトレードなど当たり前ですが、そこまではしなくとも世代の入れ替えはもう本気で実行していかなければ、優勝どころかAクラスへの復帰すらもどんどん先送りになるばかりなのでは・・・。
ですが、FAで何人もの選手が残留してくれた手前、そんなことは出来ないでしょう。人情味あふれる『家族(断っておきますがあまり好きな表現じゃないです)』のカープはチームを強くすることと相反することも当然の文化として受け入れなければなりません。
プロ野球って何だ?
皮肉なものです。
カープ カテゴリーの記事一覧 - baseballlll’s blog~カープとMLB。