こんにちは、訪問ありがとうございます。
2022年のカープは開幕3カード、9試合を消化して6勝3敗。
ご存知の通り6連勝を決めたのち3連敗と躓き、3月負けなし、4月勝ちなしのスタートです。
ヤクルト、巨人との対戦はこれからですが貯金3という事実は上出来と言っていいでしょう。
ここまで9試合見てきましたが、今年のカープは一味違うなあ、と感じています。
端的に表せば『よく仕掛け、よく動き、リスクを冒す』といった感じかなと。
攻撃では初回からでも躊躇なく送りバントを選択する、ランエンドヒットやバスターエンドランを数多く試みる、最終回1点ビハインド無死一塁で単独スチールを仕掛ける、など。
失敗すればダメージは大きいですが成功すれば形としてチャンスは拡大できる、そういう戦術を積極的に採用しています。単純に言えばスモールベースボールなんですが、あの手この手とチャレンジする様子が私にはとても攻撃的な姿勢と映ります。
さらに細かく見ていくと、送りバントではただ送るのでなく、最低限ランナーは送りつつも内野安打をも狙うバントがよく見られます。
現代野球では非合理的な戦術と捉えられがちな送りバントですが(私も好きではありません)、これは最初から"犠打"という結論が前提の戦術ではないぞ、という、ここにも攻撃的なチームの意思を垣間見る思いがしています。
一方、守りにおいてもこの姿勢が見られたのが2日のドラゴンズ戦。
序盤から内野前進守備を敷いたり、7回同点の場面でも二塁ランナー生還を阻止すべく外野前進守備を敷いたり(打者は福留選手でした)と、ここでもリスキーな戦術を採っています。
攻撃・守備ともにリスクを取る姿勢、これらによってここまでの結果が生まれていると結論づけるのは尚早かと思います。
しかし直近3シーズンで連続Bクラスに沈んでいることで本物の勝負から遠ざかっているチームに緊張感をもたらすにはとても有効な方針なのではないかと、勝手に想像しています。
月曜日は勝手な論評と無駄な妄想が捗りますね。
明日からは好調・巨人との戦い。一応首位攻防戦ですから、見応えのある試合を期待しています!