ほとんどなす術なく完封負けでした。
このカードのカープの得点は1点、2点、0点。
こう見るとよく1勝2敗で乗り切れたものだな、という感じです。
今シーズンはタイムリーが多く出て、ホームランは出なくとも打線の繋がりで得点する、というのが特徴でした。
しかし打線の調子がいい時はそれが通じても、このカードのように繋がらなくなるとホームランが少ないので得点の期待が非常に薄くなる、という状況に陥ります。
中でも悪目立ちしているのが小園選手。
もちろん打線なので彼1人の責任ということはありませんが、それにしても現時点で.153/.189/.195というスラッシュラインはあんまりにもあんまりです。
3つの項目全てで頭の数字が1というのを私は見たことがありませんし、仮にこのままフルシーズンで規定打席に到達したとするといずれの項目もプロ野球史上最低記録になってしまうのではと思います(打率はこのままだと2リーグ制以降の史上最低です)。
さすがにそんなところまでは落ち込まないと信じたいですが、既に130打席も与えていてこの水準ということは、調子が悪いなどという話ではなく単純な実力不足ということは明らかです。
更にDELTAによる守備指標も12球団ワースト付近で、悲しいことに打撃も守備も悪いのでWARに至っては12球団全選手中最低となっています・・・。
他球団なら"一度二軍で調整"ではなく"まずは一軍争いから"というくらいの今シーズンの出来。しかし小園選手はまだ若く、豊かな才能に疑いの余地はありません。相手からどのように攻略されているのか、それに対して上手くアジャスト出来ればまた結果が出てくるはず。
このままスタメン出場を続けるのか何か手を打つのか、一度は打順降格で様子を見た首脳陣も再び決断のときがやってきたようです。