今日のスタメンを見て、佐々岡監督は今シーズン限りで進退が決まると確信しました。
結果はご覧の通り。
ここ最近の敗戦は、これまでとは少し意味合いが違ってきます。
野手はベテランに多くの枠を割き、結果に対して明らかに出場機会を多く与えています。
カープの近年の方針とみられる、"投手はドラフトや助っ人で補強し、野手は育てる"は投手においてはひとまずの成果を上げながらも野手の方は停滞気味。
この状況での1敗は、敗戦という事実に加えて若手の成長機会も少なく、将来のためのチーム強化を遅らせています。
現在は先発陣がとても充実していますが、大瀬良投手や九里投手は徐々にキャリアの下り坂が見えてくる頃です。それまでに次世代の野手の軸となる選手たちの育成が間に合わなければ、今度はまた投手陣の再整備の時期が来て、いたちごっこが始まってしまいそうな予感。
今シーズンはこの状況からどの程度CS争いに絡んでいけるのか全く予想がつきませんが、いずれにしろ若手起用が少ないままでは将来に大きな影響を残してしまうのは避けられそうにありません。
でも、そういうリスクを取っているのなら、出塁率の低い選手を上位に置いているという非合理的な起用の理屈が通らないんですよね。
育成はとりあえず二の次。でも勝ちたいのかというと、そういうわけでもなさそう。
これは一体どう捉えれば?
そして意図のわからない作戦。
あの8回のバントは一体なんなのか?
菊池選手が独断であんな事をするとは思えないけど、まさかベンチからのサインとも思えない。
負け試合でも、私は一応最初から最後まで真面目に見ながら応援してるんです。そんなカープファンがたくさんいます。
勝つことを放棄してしまったのか?あるいはあまりに酷いチーム状況に錯乱状態になってしまったのか?
しばらく頭の中は『???』でした。
いくらチーム状況が悪くたって、皆さんプロ野球選手であり監督でありコーチですよ。
もっと自信を持ってくださいよ。
私はカープの低迷期もずっと見てきましたので、負け試合を見るのはある意味慣れていますし、その中で楽しみ方を見つけるのも一興だと思っています。
しかしこれでは、何を楽しみに見たらいいのか?
娯楽としての意味を、何とかして見出したいとは思っていますけれども。