連夜の延長、5時間近くを戦った熱戦。
勝てそうな、勝つべき試合でしたが、それでも選手たちは心揺さぶる熱いプレーを見せてくれました。こういう試合なら、勝とうが負けようが満足なんです。
しかし今日の最初からそうだったわけではなく、ターニングポイントは5回表。
立ち上がりから苦しみつつ試合を作っていた先発のアンダーソン投手にアクシデント。
脚のトラブルだったようで、治療から戻ってきても明らかに踏ん張りが効いておらず球速もガタ落ち。
もう交代だろうと思いながら見ていましたが、ここから残りの2アウトをまさに気持ちで奪ってみせました。この素晴らしきド根性!アッパレ!
その後の戦いぶりは明らかに変わり、ここでチームに火がついたのだと思います。アンダーソン投手はサムライの魂を持っておる・・・。
早速、その裏の攻撃では、遂に本日1番に抜擢された上本選手が同点のタイムリー三塁打!
このブログでも度々、上本選手を上位に置かないのは何故だ!と書いておりましたが、今日は私の分の鬱憤まで晴らしてくれる活躍。3出塁で1番に相応しい働きをしてくれました。アッパレ!
明日以降も不動の1番として、少なくとも調子が落ちるまでは固定して欲しいというのが私の思いです。いい働きをしてくれますよ、絶対にね。
7回には堂林選手の勝ち越しソロ。
今シーズンは例年と同じく複数ポジションを守りながら、代打でも光る結果を残し続けています。素晴らしい集中力に拍手!
9回は同点に追いつかれた後、あわや逆転の大飛球を中村健人選手がスーパーキャッチ!
私もアマチュア時代は外野手でしたが、あんな向きで捕球なんて難易度高すぎて無理!(笑)
追う事を諦めなかったド根性に拍手!
そしてそして、今日は何よりもリリーフ陣を激賞したい。
あのアンダーソン投手のド根性が伝播したかのような、森投手とケムナ投手の躍動感溢れる気合い満点のピッチング。
昨日に続いての圧倒的な投球は、最早『鯉の大魔神』と呼びたくなるような凄みを見せた矢崎投手。
ピンチを作りながらも正念場でどんどん球速が上がっていったターリー投手。あんな場面で自己ベストを立て続けに更新(157km、158km)するなんて、驚きです。
栗林投手も藤井投手も厳しい状況の中、頑張りました。
とにかくみんながあのアンダーソン投手のド根性を無駄にしてなるものかと、ありったけの力を出し切ったパフォーマンスを見せてくれました。
みんなに大大大拍手!!!
最後惜しかったですけどね、でもいいんです。
引き分けなんて勝てなかったんだから負けと変わらないと思ってますが、今日はカープが戦う集団なんだと改めて認識できました。CS争いという視点では、まだまだここから勝負が続きます。
打線の調子も明らかに上向いてきましたし、そろそろ大型連勝を見たいところですね。
しかしズッコケるのはどう考えても準備不足だよなあ・・・。あのシーンだけは異質過ぎました。