中盤で大きくリードを許すという展開は1週間ぶりです。
先発・リリーフとも非常によく頑張っている今年のカープは、あまり一方的な展開になることがありません。
そのため良くも悪くも接戦に持ち込むことが多い印象です。
それを裏付けるようなデータをデルタさんのツイートで見かけました。
これってカープは接戦の展開が多いってことですよね・・・。 https://t.co/FTF8tx83v7
— かぷぼる@野球好き🌻🇺🇦 (@baseballlll4) 2023年5月21日
逆に打線の方は先制されるとどうも逆転するほどの地力がなく、直近の逆転勝ちとなると5/12、先制された試合では今月まだ1勝しかしていません。
つまり『やられる時はいつも同じ』、負けるパターンが固定化されているんですね。
そんな中で今日の試合は、先制点を許した後にどんどん点差を拡げられたという点はいつもと違い、逆転出来なかった点はいつもと同じでした。
まあスコアを追えば分かる通りに今日は『つまらない試合』だったわけですが。
そういう日こそ普段あまり気にかけないところに気づこうと、何かテレビを見ながら有意義なことを探し出そうとするのです。そんな楽しみ方もあります。
先発のコルニエル投手。
先制ソロを浴びた後に四球と長打が絡み5失点してしまったわけですが、そこで3アウト目を取ってベンチに戻る際、例のジャンプを見せていました。
あれって結果が出なかったときもするんだ、と初めて知りました・・・恥ずかしながら。
あの様子を見て、結果が出ようと出まいと変わらずに自分の仕事に取り組むんだ、という意識づけなのかなあ、なんてことを考えました。
まだ勝ち星がついていませんが、正直言って投手の勝利という指標ほどアテにならないものはありませんから。早く無くなればいいのにな、と私は勝手に思ってます。
ただし奪三振がここまであまりに少なく、過去のシーズンの半分以下というのは気になります。
確かに先発に転向してからは投球スタイルが変わっていますが・・・K/BBの悪化ぶりも酷く、制球力の高いタイプではないのにこれでは、安定した成績はなかなか覚束ないかもしれません。
連続エラーの林選手。
そもそも彼の守備に期待しているファンなど皆無でしょう。大事なのは守備が悪かろうと、それを上回る打棒を発揮してくれることです。
そうは言っても、自らのエラーが取り返しのつかない事態を招いてしまったことは事実。
だからこそ明日からは文句のないほど打ちまくってほしいものです。小粒な野手ばかりになりつつある若手の中で貴重な大砲候補。一昨年に比べて顔つきが引き締まっていて頼もしさが増していると感じていますし、そろそろブレイクスルーを見せてくれると期待していますよ!
7回、決定的な3ランを浴びた中﨑投手。
昨シーズンから、いい球を投げているときに限ってどうもツキに恵まれていないような気がするんですよね・・・気のせいですかね?
伸び盛りでよく結果も残している若手の多いカープのブルペン陣ですが、これからシーズンを乗り越える中で厳しい局面が必ず出てきます。
そんなときに酸いも甘いも知っている百戦錬磨(ベテランと呼ぶにはあまりに早過ぎる!)の中﨑投手が、ブルペンの精神的支柱としていてくれればこの上なく心強い、勝手な想像ですけど絶対そうだ、と考えています。今のカープのブルペンには絶対に中﨑投手が必要なんですよ。いやもう本当に私の勝手な想像なんですけど。
本人の性格、カメラに抜かれるからという思い、その辺りのことはわかりませんが、打たれてもベンチでは残念そうな表情なんか見せずにどっしりと鎮座していて欲しいと個人的には思いますね。
これで借金持ちで次のカードに臨むわけですが、こうなるといい感じで若手の出場機会が増えてきている中(特に打線は良い意味での『不確定要素』が出来ていて面白い)、思い切って育成にシフトするか!?という新たな期待も生まれてきます。
今のカープは勝っても負けても楽しめる、美味しい時期に差し掛かっているのかもしれません。
そして次の黄金時代へーーー。